新・貧打爆裂レポート『TOUR MAGIC 306 パター』

今回の貧打爆裂レポートは、2019年8月1日に発売された、ミズノ『TOUR MAGIC 306 パター』です。

いつものようにコースに持ち込んで、ラウンドしました。削り出しの本格的なヘッドの仕上げとシャフトの違いによってどんなパターになのか。秘密に迫ります! 動画も含めての試打レポートです。

本格派なのに最新科学で選べるのがTOUR MAGIC 306!

本格派なのに最新科学で選べるのがTOUR MAGIC 306!

『TOUR MAGIC 306 パター』は、ミズノが2019年8月1日に発売したパターです。

削り出しヘッドのアンサー型のパターで、仕上げとシャフトが2種類の中から選べるようになっています。

【試打クラブスペック】
ヘッド マイルドスチール(S25C)鍛造+削り出し
ヘッド仕上げ オーロラIP、ローズ
シャフト FUJIKURA MC Putter(HARD/128.5g、SOFT/128.5g)
ロフト 3.5度
長さ 34インチ
ライ角 71度
価格 5万8000円(税別)

『TOUR MAGIC 306 パター』は、目立つパターです。

お借りしたパターは2本で、ヘッドの素材と形状は同じですが、仕上げとシャフトが違うものです。

「オーロラIP仕上げ」は、角度によってヘッドがいろいろな色に見えます。オーロラのような仕上げで、輝きを放っていて、冗談のようなパターに見えます。

他の人と違うパターが欲しいというゴルファーには、この仕上げだけで十分にオススメできます。

「ローズ仕上げ」は、マット仕上げのような深いブラウンのヘッドですが、これが不思議なことに彩度が高いというか、独特の明るさがあるのです。使えば使うほど不思議なカラーです。

ただ、渋いだけのブラウンカラーのパターは、今までにも市場にありましたが、見たことがない仕上げで面白いです。

そして、シャフトです「FUJIKURA MC Putter」という新しいシャフトは、黒ベースのカラーがハードな硬さになっていて、白ベースはソフトな硬さになっています。

「メタル・コンポジット・テクノロジー」という技術で作られたパター専用シャフトは、細い金属管に何層にも重ねたカーボン繊維とゴムシートで重量や硬さを調整したものです。

ハードも、ソフトも、一般的なスチールシャフトを装着したパターより転がりが良くなるそうです。

手にしてみると、ハードのほうは本当に硬く、ソフトのほうはしなりがハッキリとわかります。

『TOUR MAGIC 306 パター』は、新しい部分が目立つのですけど、構えてみると、思わず唸ってしまう良い出来です。

いわゆるアンサー型のパターですが、本当にきれいで丁寧にできています。

削り出しのパターは直線が美しいのは当たり前で、角を面取りしている微妙な部分で大きな差が出たりします。

『TOUR MAGIC 306 パター』は、本格的なパターを求めているゴルファーを満足させる高いレベルで製造されています。細かいところまで丁寧にできています。

アドレスしてみると、ピタッと構えが決まります。入りそうなパターです。ボールを打ってみたくなるパターです。

『TOUR MAGIC 306 パター』の仕上げやシャフト違いで比較しつつ、テストしようと考えました。

本来であれば、4本のパターが必要ですが、ちょっとだけ簡略化して2本で比較しました。

1本は、オーロラIP仕上げで、シャフトはソフト。1本は、ローズ仕上げで、シャフトはハードということになりました。

妥協せず、中身で勝負できるパター!

動画を見てください。

『TOUR MAGIC 306 パター』のオーロラIP仕上げで、シャフトはソフトのほうでラウンドしてみました。

僕は硬いシャフトが好きなので、シャフトの軟らかさが気になるかと思いましたが、実際にボールを打つとまったく気になりませんでした。

ボールの転がりは、パターの説明通りで、とても良いです。

ヘッドの派手さも、不思議なのですが、逆に集中力が増していく感じがしました。

ヘッドを真っすぐに引きやすいのと、ヘッドを動き出す際に余計な力が入らない感触がありました。

『TOUR MAGIC 306 パター』のオーロラIP仕上げは、本格的なパターでありながら、珍しいパターで目立ちたいという両立を狙うゴルファーにオススメです。

アンサー型のパターが好きなのに、イップス気味でテークバックに悩みがあるゴルファーにも、オススメしたいと思います。

理屈はわかりませんが、不思議な輝きを放つヘッドは、メンタル的なプラスが想定以上にあるようです。

軟らかいシャフトは、素振り段階では、かなり大きくしなるので驚かされますが、打ってみると、タイミングを合わせやすいのです。

白いシャフトに違和感さえなければ、パットの際に、テンポやタイミングに不安があるゴルファーは、柔らかいほうを試してみると良いと思います。

もう1本の『TOUR MAGIC 306 パター』は、ローズ仕上げでハードなシャフトです。

ローズ仕上げは、当初は渋い感じがするヘッドだと考えていましたが、コースで自然光の下で使用すると独特なのです。ピカピカはしませんが、光沢があります。

ローズ仕上げのローズたる意味は、自然光の下で発揮されます。好感触でした。

オーロラIP仕上げは、打った感じが硬く感じましたが、ヘッドが同じ素材なのにローズ仕上げはフェースに乗るような感触がしました。

気持ちの問題なのだと思いますが、パターにおいては、メンタルに作用する部分は機能だと考えても良いと思います。

しっかりとストロークしたいゴルファーに、ローズ仕上げの『TOUR MAGIC 306 パター』をオススメします。

硬いシャフトは、驚くほど敏感です。インパクトの感触が、強過ぎずに、ちょうど良い感じで手に伝わります。

同じ銘柄のシャフトだとは思えないほど感覚は違いますが、転がりの良いシャフトであることも間違いありません。

硬いシャフトは、敏感なタッチのパッティングを堪能したいゴルファーにオススメです。

まとめて書きます。

『TOUR MAGIC 306 パター』は、アンサー型ヘッドの王道を気軽に買えるパターです。

高額な価格帯のパターですが、プロ用にチューニングされたような完璧さを考えれば、コストパフォーマンスは悪くありません。

ミズノのパターは、残念なことに大ヒットした例が長らくありませんが、一部のプロには愛用される、通好みで、かつ、革新的な部分も搭載されているパターを根気よく作ってきています。

『TOUR MAGIC 306 パター』も例外ではありません。

具体的には、転がりが良く、サッと構えて、サクッと打てば入るという単純さがイメージできるのが、『TOUR MAGIC 306 パター』です。

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ロマン派ゴルフ作家の篠原

ロマン派ゴルフ作家。1965年東京都文京区生まれ。中学1年でゴルフコースデビューと初デートを経験し、ゴルフと恋愛のために生きると決意する。競技ゴルフと命懸けの恋愛に明け暮れた青春を過ごし、ゴルフショップのバイヤー、広告代理店、市場調査会社、団体職員などをしつつ、2000年よりキャプテンc-noのペンネームでゴルフエッセイストとしてデビュー。『Golf Planet』はゴルフエッセイとして複数の日本一の記録を保持し、恋愛小説も執筆。日本ゴルフジャーナリスト協会会員。 https://blog.goo.ne.jp/golfplanet

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