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ゴルフスイング

もーりー

バックスイングで下半身を動かし過ぎていませんか?

皆さんゴルフを楽しんでいますか?

こんにちは、ライターのもーりーです。

安定したスコア80台を目標にしている私もーりーは、自慢じゃないですが調子の波が物すごいんでございます。

そして調子が悪いと、腕の使い方や前傾姿勢など、上半身の動きを気にするのですが、最近ふと気がつきました。

『もしかして下半身が動き過ぎじゃね?』

“下半身主導”の勘違い

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昨年はラウンド数が18回でスコア80台が6回。

3回に1回は80台と、月に1.5ラウンドのサラリーマンゴルファーにしてはまずまずだったかなーと思う今日この頃の σ(゚∀゚ )オレ♪

でもそんな私の最近の悩み、それは調子の波が激し過ぎること。
 
前のラウンドで調子が良くても、次のラウンドでは右へ左へのOB祭りに、アイアンの引っかけが止まらない……といった具合です。

調子が悪くなると、当然スイングチェックをするわけですが、そこで私が確認していたのは、腕の使い方や前傾姿勢など、上半身の動きでした。

そして元々バックスイングの捻転不足からのアウトサイドイン軌道の悪癖があるので、調子が悪いときは、真っ先にバックスイングで左肩がしっかり回っているかをチェックします。
 
『トップで左肩がしっかり回るように腰もしっかり回さなきゃ』

あれれ!?

上半身の動きに気をとられ、さらに腕が悪さ(手打ち)しないように下半身主導で腰を回そうとしていましたが、もしかして“下半身主導”のバックスイングがそもそもの原因じゃないのかい?

そう思った私は、さっそくバックスイングでの下半身の動きに注目することに……。

すると私の予感は見事的中!

左肩と一緒に腰を回そうとして、そのまま腰がスエーしているではありませんか。

これでは左肩も回らず、腰と一緒に流れてしまいますから、捻転は思いっ切り浅〜くなります。

さらにスエーせずに腰を上手く回せたと思ったら、今度は右膝が流れてしまっているではありませんか。

バックスイングで右膝が動き過ぎてしまうことで、クラブをインに引いてしまいます。

そうすると切り返しからダウンスイングにかけてクラブはループするように動き、アウトサイドイン軌道になりクラブが閉じるので、強烈な引っかけが起きやすくなるというわけです。

あ〜、悲しきかな“下半身主導”の勘違い……。

右膝の角度をキープ

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そこで私が最近気をつけているのは右膝の角度をキープすること。

正確には右膝を動かし過ぎないと言ったほうがいいでしょうか(右膝がまったく動かないようにするのは不可能ですし、まったく動かさないのもスイングが窮屈になってしまい、かえってミスが出てしまいそうですしね)。

ちなみに右膝の角度を気にせずに(動かしながら)バックスイングをしてみてください。

腰も左肩もとても楽に回りませんか?

ただ、これは偽物の捻転というやつです。

それが証拠に股関節に体重がまったく乗っていないはずです。

股関節に体重が乗らないというのは、スイングするためのパワーが蓄積されずに逃げてしまっているということです。

よくよく考えてみると、右膝・腰・左肩がすべて同じような回り方で動いているということは、体の向きが斜めに向いただけのようなものですよね。

それでは今度は右膝ができるだけ動かないように踏ん張りながらバックスイングをしてみてください。

腰が思ったように回らず、左肩をあごの下にもってくるだけでも結構つらいと思います。

ただその反面、股関節から太ももの内側にチカラが掛かって股関節に体重が乗っていることを確認できるはずです。

このように下半身をどっしり構えたまま、右膝<腰<肩の順に回転の角度が大きくなることで、上半身がしっかりねじれている状態が正しい捻転なのです。

ではバックスイングで右膝の角度をできるだけキープするにはどうしたらいいのか。

私が意識しているのは『右膝でボールを見続ける』ことです。もちろん膝に目が付いているわけないですから、あくまでもイメージでの話です。

右膝の内側に目があるつもりになって、その目でボールを見続けながらバックスイングをしていきます。

『膝が動かない=スイング中に膝とボールの距離が常に一定 』ということですから、右膝でボールを見続けるイメージというのは理に適っている気がするのは私だけですかね? ((´∀`))

腰を回さず“ヒップターン”で捻転をつくる!

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そんなこんなでバックスイングで右膝の角度をキープできるようになったら、仕上げにもう一つ。

それは腰を回さないことです。

右膝に気を取られて腰を思いっきり回していては身も蓋もありません。

そもそもゴルフスイングで「腰を回せ!」なんて言われるのは日本だけですしね。

ゴルフスイングでは腰を意識して回す必要はなく、あくまでも左肩が回るときにつられて少々回っている感覚で十分です。

では左肩をしっかり回していくために下半身のどこを使えばいいのかというと、それはお尻です。

海外では『ヒップターン』という表現が使われます。

テークバックの体重移動から腰を右に回すことなく、右のお尻を後ろに回します。

お尻を回すというよりは後ろに引くイメージでいいかと思います。

テークバック以降も右股関節に重心が乗って、右股関節にズボンのしわができるようになるまで右のお尻を引いていけば、それにつられて腰が適度に回るはずですし、左肩もしっかりあごの下に入るくらいに回るはずです。

アドレスで下半身をどっしりと構えて右膝の角度をキープしつつ、ヒップターンで捻転をつくる。

ゴルフスイングで下半身主導は大事なことですが、動かし過ぎてもいけないんですね。

ゴルフスイングって難しいな~、でも楽しいな~、なんて言いながら試行錯誤を続ける私もーりーなのでした (^^♪


といったところで今回はこのへんで。

それでは、また!