新・貧打爆裂レポート『P790アイアン』

今回の貧打爆裂レポートは、2019年9月6日に発売されたテーラーメイド『P790アイアン』です。

いつものようにコースに持ち込んで、ラウンドしました。元祖中空マッスルアイアンの最新モデルの深層に迫ります! 動画も含めての試打レポートです。

2代目P790は確実に進化している!

2代目P790は確実に進化している!
『P790アイアン』は、テーラーメイドが2019年9月6日に発売したクラブです。

中空構造なのにマッスルバックのようなアイアンと言うことで、僕が勝手に命名した中空マッスルの元祖は初代の『P790アイアン』でした。素晴らしい完成度だと絶賛してから2年が経ちました。

いろいろなメーカーから中空マッスルのアイアンが市場に投入されました。新しい『P790アイアン』は、注目される宿命を背負っているのです。

【試打クラブスペック】
シャフト N.S.PRO MODUS3 105(Sフレックス)
ヘッド 軟鉄鋳造+タングステン/鍛造クロモリ鋼フェース
番手 5番~9番、PW
価格 16万5000円(税別)

『P790アイアン』の外観は、ほとんど変わっていないように見えます。

バックフェースを観察すると、特徴的なシルバーのバーのようになっているデザインがより長くネックのほうに伸びたのと、テーラーメイドのロゴが、アルファベットの「TaylorMade」がなくなり、ロゴマークのみでシンプルになりました。

中身は進化したようです。

中空構造を支える最大の機能である「L型ICTフォージドフェース」(3番~7番)は、クロムモリブデン鋼で前モデルよりも薄い1.6ミリになりました。また、番手別に設計されて、ミスヒットによる飛距離ダウンを抑えているそうです。

ソールを見るとわかる「貫通型スピードポケット」(3番~7番)とタングステンウェイトも健在です。低重心と寛容性をアップしています。

「SPEEDFOAM」という充填剤を中空部分に入れたことで、打音と打感を向上させています。

『P790アイアン』は、シンプルですけれど、最先端を詰め込まれています。カッコいいのに、やさしいアイアンです。

打つ前から期待でニヤニヤしつつ、『P790アイアン』をコースに持ち込んでラウンドしました。

真剣にゴルフを極めたいゴルファーのためのP790アイアン!

動画を見てください。

『P790アイアン』は、7番アイアンで30.5度のロフトです。

ぶっ飛び系のアイアンではなく、クラシックなロフトのアイアンより1番手分ほど飛ぶという計算ができるアイアンだと考えていましたが、ロフトよりも飛びます。7番までのミドルアイアンは強烈な飛距離性能です。

最初に5番アイアンを使いましたが、178ヤード飛んでビックリしました。高弾道の棒球で、グリーンに落ちてから1ピンぐらいで止まりました。

打音は濡れた高音です。中空ぽいユーティリティの打音をアイアンで感じるのを嫌うゴルファーがいるので、改良されて、打音が良くなったと思いました。

音量もちょうど良い感じで、打ち応えも抜けるような気持ちよさがあります。

強い初速感を感じます。飛びの理由は、フェースの反発力のようです。弾道は高弾道です。強いボールで、ストレート系です。

見た目とは裏腹に、ミスヒットの寛容性の高さはより進化しました。

特に、少しダフリ気味になってしまったショットは、ジャストミートの良い当たりと、飛距離差がほとんど出ませんでした。

真剣にゴルフに取り組んでいて、ヘッドスピードが速いゴルファーに『P790アイアン』はオススメです。

8番以下の『P790アイアン』は、オーソドックスな形状です。機能も搭載されていないものがあります。

実は、少し困ったことがありました。僕のヘッドスピード(40メートル/秒)だと、ミドルアイアンは飛距離が出ますが、ショートアイアンがロフト通りの飛距離になってしまいます。

7番アイアンと8番アイアンが15ヤードぐらい差が出てしまうのです。そして、ショートアイアンになると弾道がほんの少しですけど低くなります。

ヘッドスピードに自信がないゴルファーは、少し注意が必要です。

『P790アイアン』は、進化しました。

一言で書くと骨太なアイアンになった気がしました。

中空マッスルは、たくさんのアイアンが市場に並んでいて、どれも個性的で高性能です。

やさしいだけのアイアンであれば、テーラーメイドには、他のブランドのアイアンがラインアップしています。

エリートゴルファー向けとしての要望を受け入れて進化した中空マッスルアイアンが、新しい『P790アイアン』です。
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ロマン派ゴルフ作家の篠原

ロマン派ゴルフ作家。1965年東京都文京区生まれ。中学1年でゴルフコースデビューと初デートを経験し、ゴルフと恋愛のために生きると決意する。競技ゴルフと命懸けの恋愛に明け暮れた青春を過ごし、ゴルフショップのバイヤー、広告代理店、市場調査会社、団体職員などをしつつ、2000年よりキャプテンc-noのペンネームでゴルフエッセイストとしてデビュー。『Golf Planet』はゴルフエッセイとして複数の日本一の記録を保持し、恋愛小説も執筆。日本ゴルフジャーナリスト協会会員。 https://blog.goo.ne.jp/golfplanet

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Cleveland RTX ZIPCORE 200901-1001
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