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試す価値アリ!?軽バランスのススメ

昨今のツアー界隈ではヘッドのウェイトを外して飛距離アップしている選手がいるようです。

今回は、そんな巷で流行している“ウェイト外し”を実際に試してみたのでご紹介します。

やり方はとても簡単

やり方はとても簡単です。

画像のようにドライバーのウェイトを外すだけなので誰でも可能です。

これだけで一気にバランスが軽くなります。

今回はシャフト交換も行いましたので“C6”で調整しました。

ウェイトを外したドライバーで軽くワッグルしてみるだけでも劇的に軽く感じることでしょう。

人によっては軽過ぎて違和感を感じると思いますが、私の場合は元々重いヘッドがあまり好きではないのでドンピシャでした!

ヘッドの重量が軽くなります

現在、私のエースドライバーはタイトリストのTS4です。

外したウェイトを計量すると「9.1グラム」でした。

たった9.1グラムと思うかもしれませんが、ほとんどの方が感覚ではかなりの差を感じると思います。

画像はウェイトを外した後のヘッド重量で「185.5グラム」でした。

一般的なドライバーのヘッドは約195~200グラム前後なのでかなりの軽量化です。

どのようなプレーヤーに“軽バランス”が合うのか!?

getty

私の経験やゴルフ仲間のスイングを見て感じた印象も含めて以下の要素があると思います。

1.上半身から突っ込んでアウトサイドインになりやすい方

バランスが重いと、一度アウトサイドから入ってしまうとそのまま惰性で突っ込んで修正が効かなくなるおそれがあります。

対して軽バランスだとヘッドが軽く感じるので身体の近くを通しやすくなります。

アウトサイドから入るカット軌道ではなくインサイドからスイングしやすいのでつかまったボールが打てるようになり、トウダウンも抑制できます。

俗に言う流行りのシャロースイングでクラブを後ろに“倒しやすい”です。

2.スイングテンポの早い方

これはゆっくりスイングするスインガータイプの方と比較してスイングテンポが早い方はシャフトに強い負荷を掛けやすいため、軽バランスでもシャフトを十分しならせることが可能になります。

一般的にヘッドが軽くなれば先端の重量が減少するのでシャフトが硬くなります。

しかし、ダウンの始動でシャフトに負荷を掛け、しなりが使えるということはそれだけクラブが加速しますので単純に飛距離アップにつながります。

逆にスインガータイプの方はヘッドが軽過ぎるとシャフトがしならなくなり、タイミングがつかめなくなる可能性があります。

3.ダウンスイングでのタメが強い方

元々、タメの強い方は軽バランスにするとクラブスピードのアップが期待できます。

タメの強い方はそれだけシャフトをしならせることができるので、軽く感じることでボールを強く叩くことが可能になり、さらなる飛距離アップにつながります。

さっそく試打してみました!

“軽バランス”の効果がどのように作用するのか早速実践です。

以前、紹介させていただきました「トップトレーサー レンジ」の井高野ゴルフセンターで計測してみました!

気になる結果はというと、ウェイトを外したことにより、ヘッドが軽くなっているので非常に振り抜きが良くなりました。

振り抜きが良くなると相乗してつかまりも良くなるので、ボールスピードも出て一石二鳥です。

私の場合は飛距離アップにつながりました!

これで皆様も試したくはなりませんか!?

ウェイトを外すことが可能なクラブであれば、レンチで外すだけなのでコストは掛かりません。

一度試す価値はあると思います!

flightscope mevo(フライトスコープミーボ)でも計測しました

続いて最も信頼しているフライトスコープでも計測しました。

注目すべきはボールスピードで、71メートル/秒(m/s)を超えました。

キャリーも266.7ヤードとなり、満足なデータが得られました。

これはウェイト外しを行い総重量が軽くなったことで、クラブスピードが上昇したためだと思います。

このように可能な限り軽くすればその分速くスイングすることができるので、飛距離アップには有効な手段です。

ただし、スイングの再現性等の安定性に欠けたりピーキーな要素もありますので徐々に重量を軽くしていき加減を見極めることが大事だと思います。

皆さんもぜひ試してみてください!