“教え魔”と“教え上手”の違いはハーヴィー・ペニックが教えてくれる!

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ゴルフは上手な人から教わったほうが確実に、しかも早く上達します。

ただし、上手ければ誰でもいいというわけではありません。

とくに、独善的で厄介な『教え魔』に捕まると、上達しないばかりかモチベーションまで下がってしまう恐れがあります。

教えてくれる人は教わる側が選ぶべき。

初心者だからといって遠慮する必要はなく、スキルがなくても大丈夫。

選別の方法はゴルフレッスンの神様、ハーヴィー・ペニックが教えてくれます。

最善の方法は「やってみたい!」と思わせること

最善の方法は「やってみたい!」と思わせること

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まずはこの一言。

「生徒に何かをさせる最善の方法は、それをやってみたいと思わせることだ。自分が指示する何事かをさせることによって、人々に満足させるよう務めること」

(The best way to get pupils to do something is to get them to want to do it.
Try to make the other person happy about doing something you suggest.)

上記の名言はハーヴィー・ペニックの著書『ゴルフ・グリーン・ブック』から引用しました。

教わる人からこの言葉の意味が伝わってくるようであれば、その人は間違いなくあなたのゴルフを向上させるでしょう。

逆に、教わる内容に関して「やってみたい」とも思わず、しかも教える表現力が独善的で反感を抱くような威圧的な態度であれば、その人は単なる『教え魔』で、あなたのゴルフに良い影響を及ぼすことはありません。

『教え魔』を遠ざける方法はいくつもあるので、それらを参考にして耳を傾けないようにしてくださいね。

2冊の著書が100万部超!

2冊の著書が100万部超!

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Mr.ペニックを少し紹介しましょう。

1904年にテキサス州で生まれ、地元のオースティンCCでキャディをした後、初期のアメリカツアーにプロとして参戦しました。

しかしサム・スニードの出現に衝撃を受けたことによりツアープロを断念、ティーチングプロとしての道に進みます。

当時、マスコミに出ることはほとんどなかったので無名に近い存在でしたが、ティーチングの評判が口コミで広がり、やがてツアープロも門戸を叩くようになりました。

トム・カイトやベン・クレンショーといったトッププロを育てたことでも知られていますが、なにより有名になったのは1992年と1993年に続けて発刊した『リトル・レッド・ブック』と『ゴルフ・グリーン・ブック』がそれぞれ100万部を超す大ベストセラーとなったことです。

ゴルフのハードカバーが100万部超って、日本では考えられないことですね。

教え方はつねにシンプル!

教え方はつねにシンプル!
2冊の著書は彼の日記のようなもので、細かな技術解説書ではありません。

それでもベストセラーになったのは、そこにゴルフの真髄と言われるような内容が書かれていたからでしょう。

ゴルファーであれば一読をおすすめしますが、もちろん、読まなくても『教え魔』と『教え上手』の判別はできます。

たとえばMr.ペニックのこんな言葉も参考になりますね。

「人に教える、あるいは自分がプレーするときと同じように、生きる上でも単純であれ。複雑な方法を試みれば結果は負と出るものだ」

(Try and be simple in living as well as in teaching or playing. The long odds are against us if we shoot the bard way.)

実際、レッドブックやグリーンブックを読むとMr.ペニックの教え方はつねにシンプルです。

「右足をちょっと引いて」とか「グリップが間違っている」など、誰が聞いてもすぐ分かることをピンポイントでアドバイスしています。

もちろん、そのピンポイントは本人のスイングを丹念に見た上での最良、最適なアドバイス。

その場ですぐに修正できる内容は前述したように、本人が高い満足度を得ることができます。

自分の知識や経験だけを頼りにごちゃごちゃ、多くのことを言う人に『教え上手』はいません。

そういった人は明らかに単なる『教え魔』です。

ごちゃごちゃ言う『教え魔』に遭遇したら「もっと簡単に教えてくれますか?」などと言って遠ざけるようにしましょう。

繰り返しの練習でアドバイスを実力に変える!

繰り返しの練習でアドバイスを実力に変える!
相手の体型や年齢、そのキャリアをスイングから推測し、シンプルなアドバイスを送ることはとても難しいことです。

したがって、その人の教えが短い言葉、あるいは簡単な練習方法だった場合はとりあえず挑戦する価値は十分にあります。

そのシンプルなアドバイスは劇的な変化をもたらす可能性を十分に秘めていて、実際、変化することもあります。

でも、変化を持続させるためにはそのアドバイスの中身をきちんと理解しなければなりません。

どのような欠点があり、アドバイスによってどのように変化したのか、それが自分自身で納得できた時、初めてステップアップできたと言えるでしょう。

『教え上手』から教われば確かに上達します。

しかし、いつも教えてもらうだけでは操り人形と同じ。

アドバイスを自分の実力に変えていくことができれば、やがて自分自身で練習方法を見つけることができ、ゴルフがもっと楽しくなるはずです。

最後に、『教え魔』と『教え上手』の判別方法とは無関係ですが、Mr.ペニックの名言の中でもとくに好きな言葉を紹介します。

A person of honor is a winner everywhere.

「誇りある人間は、いかなるところでも勝者だ」
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Taddy Bear

大手建設会社の月面都市計画から押入れのカビの取り方まで、あらゆるジャンルの記事を書き続け、気がつけばキャリア30年のライターです。 ゴルフ関連ではプロから著名人、アマチュアまで幅広い人物のインタビューを中心に執筆していました。仕事での関わりは長くても、ゴルフの楽しみはまだまだ入り口しか知りません。 皆様と一緒に楽しめる記事を書きたいと思っています。 なお、Kindleにて短編集「アームチェア・ゴルファーの優雅な午睡」などを出版しています。 https://twitter.com/TaddyBe67848124

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ダンロップX2ボール200701-0801

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