Gride

gettyimages/1142011491
getty

ライフスタイル

Yanagi@TPIトレーナー&ドラコンプロ

サラリーマンゴルファー必見!オフィスで飛距離アップトレーニング!!

寝ても覚めてもゴルフのことばかり、仕事をしていても週末の天気が気になって仕方ない! という方、多いと思います。

しかし、どれだけゴルフを愛していても、プロゴルファーのように年中練習ができるわけでもなく、練習場に足を運ぶ時間を確保することさえ難しい人も多いでしょう。

そんな皆さんに、誰にもばれず、椅子に座りながらできる飛距離アップトレーニングをご紹介します!

「足裏」を鍛えて地面反力を活用しよう!

getty

最近ゴルフ雑誌やYouTubeでも話題の「地面反力」。タイガーウッズの復活の裏にも「地面反力」を使った「反力打法」というスイング改造がありました。

「反力打法」は読んで字のごとく、地面から反発する力を使って、ゴルフのスイング(スピード、パワー)に役立てるというメソッドです。

男子ではジャスティン・トーマス、ダスティン・ジョンソン、女子ではレキシー・トンプソンらの米国の飛ばし屋のスイングはまさに「地面反力」をフル活用しています。

ゴルフに「反力打法」を積極的に取り入れたのはDR.クォン教授で、タイガー・ウッズ復活の立役者はクォン教授の教え子であるクリス・コモ、そして日本で広めたのは吉田洋一郎プロです。

吉田洋一郎プロはいろいろな雑誌で連載を持っていたり、書籍も出していますのでぜひチェックしてみてください。

「反力打法」は簡単に言うと、自分の「筋力」(内力)ではなく「重力」「遠心力」「地面反力」(外力)を使って、ヘッドスピードを上げていくスイングです。

特に「地面反力」を最大限に活用することが、このスイングの肝になります。

そして、「地面反力」を受け取る部分は、もちろん「足裏」ですから、この「足裏」を鍛えることがスタートです!

現代人は「足裏」が退化している?!

getty

足には26個の骨があり、アーチ(土踏まず)を形づくり体を支えています。

しかし現代人はこの「土踏まず」の力が弱く、様々なトラブルを抱えている人が増えてきています。

人間の足は長年、平らではないところで生活することで、足底の筋肉は十分に鍛えられ、アーチは自然に保たれていました。

しかし道路は舗装され、車社会が伸展しました。発展している国では、駅や建物にはエスカレーターやエレベーターがあり、歩かなくていい社会になっています。

そのため足底の筋肉は鍛えられず、加齢や筋力の低下によってアーチが落ち、開張足(※)傾向になっています。

※足の親指と小指のアーチがつぶれて広がってしまっている足のこと

すぐに疲れて長時間歩くことができなくなる子供も増えています。

ゴルフで言えば、「土踏まず」が機能しているかどうかが、スイングの回転運動の肝である「股関節」の機能を引き出すカギになるのです。

「土踏まず」が上手く機能しないと、「地面反力」を上手く体に伝えることができず、腕や筋肉に頼ったスイングになってしまいます。

足関節と股関節は連動しているため、「土踏まず」を上手く使えないと足首と股関節が上手く連動せず、バックスイングで右ひざが流れたり、フォロースルーで左足親指が浮き股関節の動きが止まってしまいます。

また、前傾もキープできません。手先でクラブを操作するようなスイングになり、スエーや上体が起き上がる原因になってしまいます。

オフィスでこっそりできる「土踏まず」トレーニング

getty

土踏まずのモビリゼーション(関節を緩め、動かせるようにすること)を紹介します。

ストレッチではなく、関節に直接刺激を与え硬直した「土踏まず」を緩める方法です。

1.テニスボール程度の大きさにタオルの端に結び目を作る

2.結び目を踏みつけるように、かかとを地面につけたまま母指球を下に押し付け「土踏まず」をしならせる

3.左右それぞれ30回程度行い、土踏まずを緩める

また、同様にタオルを使用して足の裏を鍛えることもできます。

1.タオルを床に敷き、両足をタオルの端に乗せる(結び目の逆側)

2.足の指を使ってタオルを手繰り寄せる

3.5セットくらいを目安にこの動作を繰り返す

これを繰り返すことで、「地面反力」を使う準備が整います!

眠気も吹っ飛びますし、一石二鳥!!

サラリーマンゴルファーのみなさん、ぜひ試してみてください!!