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野村タケオ

ゴルフマン【第146話】記憶

木曜日のお楽しみ、ゴルフマンの第146話ですよ~!

あっ! このホール覚えてる! ってことありますよね。

【第146話】記憶

ゴルフ場ってのはとても贅沢な場所ですよね~。

だってあんなに広くて、芝生が敷き詰められていて、池があったり森があったり。

なかなかあんな贅沢な場所で一日遊べるなんてことありません。

せっかくそんな素敵な場所にいるのに、目の前のボールばっかり見ていて、景色を見ないゴルファーが多過ぎます。

ボールが曲がっちゃって景色見るどころじゃないよ~なんて人も多いと思いますが、逆にそういう時こそ景色を見たりして気持ちを落ち着かせるほうが良いんじゃないでしょうかね。

ゴルフ場には季節ごとにいろんな花が咲いたり、葉っぱが色づいたりします。

そんなのを見ながら「あ~もうこの季節になったのね~」なんて思いながらゴルフをするのは楽しいもんです。

山の上にあるコースであればホールによってはめちゃくちゃ景色が良かったりするし、海が近いコースだと海が見えたりね。

ゴルフって実際にボールを打ったりしてる時間って本当に短くて、それ以外の時間は移動したりしてるわけなので、せっかくだからコースのいろんなところを見て楽しんだほうが良いと思うんですよ。

そういう余裕がゴルフの内容に影響することもあるしね。

僕はイラストレーターという仕事柄からなのか、コースのことをけっこう覚えています。

「あ~、確かこのホールはグリーンの奥に池があったよな」とか、「あの先のフェアウェイが右に傾斜してるんだよね~」とか。

なんか頭の中に写真のような感じで景色が記憶されていて、その記憶がティーグラウンドに立つと蘇ってくるんですよ。

上級者はコースのことをとてもよく覚えているという話を聞いたことがあります。

そのホールがどんなホールだったか、そこでどういうショットを打ったのか、とかね。

そういうことを覚えているということは、それだけそのショットの時にここはどういうホールで、狙い所がどこだから、自分はどういう球でどこを狙っていこうかってことをちゃんと考えているということなんですね。

だから後から「あのホールどうだった?」と言われても、全部のショットが思い出せるんです。

適当にグリーンに向かって打ってるだけじゃ記憶に残らないんですよね。

だからラウンド中は景色を見ながらも、このホールはどうなっていて、自分はどこを狙うかということを毎ショット必ずちゃんと考えて打つようにしたほうが良いです。

それがコースマネジメントってやつですね。

それを考えるだけで、簡単に5打くらいはスコアが良くなる人って多いと思いますよ。

今回はオチのない真面目な話でした~。