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中部銀次郎さんをご存知ですか?“日本のボビー・ジョーンズ”に学ぶゴルフの神髄!(ラウンド編)

日本アマを6回制した、日本アマチュアゴルフ界の宝であった中部銀次郎さん。

惜しまれつつも2001年12月14日に永眠されましたが、ゴルファーにとっては、今時の言葉で言えば“神”であったと思います。

中部さんの著書は、生前も没後も、自著のものも他者の著書も含めて多数出版されています。

私はほぼすべてを読んでいますが、中でも中部さんの自著である『わかったと思うな 中部銀次郎 ラストメッセージ』をバイブル的に位置付けています。

「わかったと思うな」っていい言葉だと思いませんか?

練習場で“完璧”“仕上がり良好”“開眼した”なんて思っていて意気込んでコースに行ってみたら “大叩き”だったなんてこと……ありませんか?

練習することは大切なことですが、その練習を生かすも殺すも、“心の有り様”だってことを、思い知らされる言葉です。

実は僕自身、中部さんの本を読むまではハンディキャップ(HC)が10前後でした。

好スコアが出たかと思えば、初心者並みのスコアも出てしまう……いわゆる大波ゴルファーです。

そんな時、先輩ゴルファーに勧められて読んだのが、『わかったと思うな~』だったのです。

目から鱗(うろこ)でしたね。それからは中部さんの本を読み漁りました。

そして、いくつかのゴルフにおける戒めを手に入れてからはスコアが安定し、HCが9、6、5、3、2……と減っていきました。技術的に大きな違いはありませんでしたが、“心の有り様”だけでスコアアップにつながると自分自身で実感できたのです。

ここでは、即効性のある、明日のゴルフに役立つ「金言」をお伝えしたいと思います。

尚、ここでご紹介する金言は『わかったと思うな~』を中心に、中部さんの著書より抜粋したものに、僕なりの注釈をつけてご紹介しています。

※トップ画像は同氏が監修したスパ&ゴルフリゾート久慈の公式サイトより。

中部銀次郎 金言集ラウンド編 『執着心』

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【絶対にあきらめるな!捨てるな!】

スコアカードに「きれいな4」とか「汚い4」とか書きませんよね! 4は4なのです。だからパー4なら絶対諦めずに4を目指すこと!

ハーフの目標スコアが45なら、1つのダボ(ダブルボギー)くらいでゲームを捨てずに、なんとか45を目指す……というように、自分自身のハンデなりの目標スコアに『執着心』を持ってプレーすることが重要です。

中部さんがUSPGAの試合を観戦した際に、予選落ち確定の一流選手が最終ホールで必死になってバーディーを取りに来る姿を見て、ゲームを捨てないとはこういうことなのかと感心したそうです。

僕の実践した感覚としては、一度ゲームを捨ててしまうと、クセがついてしまい、大事な場面(特に上がり3ホール)でゲームを捨ててしまった過去が邪魔してくるんです。

プレッシャーがかかったプレーがしにくくなってしまう。逃げ癖(?)のようなものでしょうか!?

自分の技倆に見合った腹の立て方とは? 上手くいって当たり前のやさしいストロークほど練習しなくてはならない!

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誰でもミスショットをすると腹が立ちます。しかし、自身の技倆(ぎりょう)に見合った状況下でのミスだったでしょうか?

左足下がりのような難しい場面では、一般アマチュアならミスして当たり前だと思いませんか?

これを想定できていれば、最悪は避けられるでしょうし、次のショットで 心の余裕が生まれます。

また、中部銀次郎でさえ「狙って入れた」と言えるパッティングは40センチほどなのだそうです。

2~3メートルなんてのは外れて当たり前と心得た上で最善を尽くしましょう!

とは言え、1メートルを外すと腹が立ってしまいます。だから、この1メートルを練習するに尽きるとも、中部さんは教えてくれています。

ゴルフには平均の法則がはたらく!

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前半の9ホールをいいスコアで回ってきたプレーヤーが、後半では“大叩き”なんてことよくありますよね!

また、最終ホールで8打でも100が切れるのに、OBと池ポチャで9打を費やし結局100というプレーヤーもいるのです。

これは「ゴルフの平均の法則」が働いているからです。

結局は、好スコア馴れしていない心の有り様で乱れてしまったり、スコアに対する欲が無理をさせたりしているということですね。

逆にローハンデのプレーヤーは、スタートの数ホールで叩いてしまっても、上がってみると好スコアなんてことがあります。

これは 決して諦めない心が備わっていたり、ミスからの立ち直り方を知っているということだと言えるでしょう。

前半の好スコアから後半もスコアを作れるようになったら、好スコアに一喜一憂しない心が備わったとも言えますね。

ベストスコアを更新できるということは、心の有り様が良くなったということです。

一緒に回る人に心惑わされないために! スロープレーヤー・飛ばし屋さんと回る場合の対処法

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一緒に回る人。

どんな人とでも、プレー当日は4~5時間ほど時を共に過ごさなくてはならないのがゴルフです。

ということは、その時間の過ごし方を自分なりに見つけておく必要がありますね。

僕は、苦手な人とのラウンドは、基本的にしゃべらないでプレーするようにしています!

となると、普段から無駄話をしないでプレーする訓練が必要ということになります。

気の置けない仲間とのラウンドではもちろん話したりしますが、プレー中は極力自分自身の時間を大切にしながら、他者との交流は最小限にしています。

もちろん同伴者のボール探し等は積極的に参加しますが、余計な話はしない。

同伴者のボール探しを進んでできる時は冷静でよく状況が見えている時とも言えますね。

「あいつはプレーが遅いからイライラする」だとか「下手と一緒だと調子が狂う」なんて言ってるようでは、その人自身のレベルが疑われるんだそうです。

また、飛ばし屋さんと回る時のことを少し書いておきます。

中部さん曰く『飛ばし屋はつらい』んだそうです。「飛びますね」なんて言われようなら常に同伴者より飛ばさなくてはならない心理が働き、大振りになってしまうらしい。

さらに、パー4の2打目を自分より先に打つ飛ばない人がピン近くに乗せてしまうことがあります。

そんな時、そのボールより内側に乗せなくてはならないという心理になってしまう
飛ばし屋は案外つらいんだと心得てしまえば、飛距離に乱されることもなくなりますね!

心の鍛練! これに尽きると思う

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心の有り様で起こってしまうミスを一つずつ消し去っていけば、案外好スコアを出すことは簡単なんだって信じてみませんか?

難しいバンカー越えや、林からの脱出、池越えのロングショット等々……最初は抵抗を感じるかもしれませんが、ちょっとした遠回りをする心を持つことで、終わってみれば、好結果になっているのです!!

また、心を平静に保つコツをいくつか持ち合わせておくことも必要です。

全英女子オープンを勝った渋野日向子ちゃんの笑顔や駄菓子を食べる行為も、平静な心を保つコツなのではないでしょうか

中部さんの著書を読み漁ると、しつこいくらいに心の有り様を説いてあります。明日のラウンドで、ちょっとした遠回りを実践してみませんか?

次回、練習・道具編に続きます。

元クラブフィッターのzoroでした。