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ゴルフを楽しむためのニギリ!かなり楽しいゾ!一組型ニギリ編
ゴルフはただラウンドするだけでも楽しいですよね。
日々の練習の成果を確認するために、新調したクラブを試すために……。
本当に“素回り”だけでも楽しいゴルフですが……。
ゴルフ界には【ニギリ】というものが存在します。悪い言葉だと“賭けゴルフ”ということになりますが、友好関係が崩れない程度のものなら、ゲームの一つとして取り入れてみるのも楽しいかと思います!
かの日本アマチュアゴルフ界の神・中部銀次郎さん(享年59)も「多少のニギリはスパイスになる」とおっしゃってます!
では、どのようなニギリがあるのでしょう?
今回は一組型のニギリをご紹介しましょう!
一組型ニギリ 個人戦編
一組3~4人でニギるゲーム方式(個人戦)をご紹介します!
【オリンピック】
グリーンオンさせたボールをワンパットでカップインさせるとポイントがもらえるゲーム。
グリーンオンした位置が一番遠い人から、金・銀・銅・鉄となり、金から順に4・3・2・1というようにポイントがもらえます。
またグリーンの外からチップインさせると、ダイヤモンドとして5ポイントがもらえます。
寄せワンが得意な人には有利なゲームですね!
【砂一】
バンカーから脱出しグリーンオンしたボールを「砂一」宣言をして入れるとポイントゲット! 3パットになるとポイント剥奪になるゲーム。
【竿一】
グリーンオンしたボールが旗竿より長い場合に、「竿一」宣言をして入れるとポイントゲット!「砂一」同様、3パットするとポイント剥奪。
【微笑み返し】
ドラコンやニアピンの権利を獲得(パー縛り)したプレーヤーがボギー以上を打ってしまった場合、逆にポイントを支払うことになるルール。
3パットするとヤバイため、遠くにグリーンオンしたニアピンなど恐怖でしかない! 個人的には ネーミングが気に入っています。
【ヘビ】
3パットをカウントしていき、ハーフの最後に3パットしたプレーヤーが負け! 積み上げた3パットの回数分のマイナスポイントになる。ほかにもバンカーやOBなどもカウントするゲームもある。
【スキンズ】
ホール毎に決められたポイントを各プレーヤーが提供して、一番スコアが良かったプレーヤーの総取りとなる。ベストスコアが同点の場合はキャリーオーバーになる。
【プッシュ】
負けているプレーヤーが負け分をチャラにするために 最終ホールなどで「プッシュ」と宣言して、勝っているプレーヤーが承諾すると成立する。
負けているプレーヤーが勝つとチャラになり、勝っているプレーヤーが勝つと勝ち分が倍になる。
一組型ニギリ チーム戦編
一組の中で2対2になって進行するゲーム方式! 「昨日の友は今日の敵」のような現象がよく起こります!
【お友達】
ティーショットの方向で 右組左組に分かれてスコアを競うゲーム。
各組のスコアのいいほうを2桁目(10の位)に、悪いほうを1桁目(1の位)にします。
例えば、パー4のホールで右組がパーとボギーとします。対して左組がボギーとダボ(ダブルボギー)だとすると、「45対56」となって、11ポイントが右組に入ります!
オナーが左へOBを打ったりしたら、2番手以降はみんなで右を狙ったりしますが、やりすぎて右OBなんてことも発生するので、ショット力が問われますね!
また、2桁目になるためのパーパットなんて状況が頻繁に訪れますので、プレッシャーに耐えるパッティング技術も問われます!
【ラスベガス】
打順によりチームを決定。オナーと4番手・2番手と3番手がそれぞれチームを組み、【お友達】同様、1桁目、2桁目にプレーヤーのスコアを位置付ける。
「ラスベガス」という名のとおり、ゲーム性が高く、付随するルールがある。
プレーヤーの一人がバーディーを取ると発生するルールだが、バーディーだと相手チームのスコアがひっくり返る!
例えばパー4で、「バーディー・パー」の組対「パー・トリプルボギー」の組だと、いい方のスコアが2桁目にくるので、「34対47」となるのだが、相手がひっくり返るため「34対74」となり、40ポイントのビッグゲームになってしまう!
また、バーディーの相方がバーディーだと「33対74」で41点の倍で82点となる。
さらに、イーグルがいれば、もう一度倍(3倍のところもある)となり、信じられないような数字になってしまう。
そして……恐ろしいのはキャリーオーバー制!
前のホールで引き分けたりすると、自動的に倍になってしまう。キャリーオーバーが続くと3倍4倍……天文学的数値か? という気分になる。
私が経験した最高の点差は、パー5での「イーグル・バーディー」組対「ボギー・ダブルパー」組の「34対86」で52点差に×2×2で208点、キャリーオーバーがあり、3倍だったので、624点でした(勝ち組で良かった)。
競技ゴルフと賭けゴルフ、どっちが上手いの?
ニギリのゴルフに興じているプレーヤーは、総じてパッティングが上手いです! しかも入らないだろうと思われるようなのを入れてくる。
また、ルールにも厳しい! 競技ゴルフに出場しても上位の成績を残すことが多いです。
賭けゴルフといえば、リー・トレビノ(メジャー6勝の伝説のプレーヤー)を思い出しますが、「プロゴルファーはパットを外しても賞金が減るだけだか、賭けゴルフはパットを外したらお金を取られるので、比較にならない」と言ってました!
またトレビノは、日本で杉原輝雄さんとラウンドした時、メキシコへ連れて行って、ニッカボッカとハンチング帽で賭けゴルフ専門のプレーヤーにしたいって言ってたらしいです!
杉原さんのスイングを見てもとてもトッププロとは思えない……(杉原さんごめんなさい)という意味らしいです。
ニギリを超えた恐ろしいベットの世界の話ですが……。
ということで、競技ゴルフのプレッシャーと賭けゴルフのプレッシャーは、トレビノ先生曰く、賭けゴルフのほうが上なのかもしれませんが、身を滅ぼすほどのベットはよろしくありません。
あくまでも、昼食代をどうするか? 程度が適切ではないでしょうか。
※刑法185条には「賭博をしたものは50万円以下の罰金または科料に処する。ただし、一時の娯楽に供する物を賭けたにとどまるときは、この限りではない。」とあり、「一時の娯楽に供する物」の例として、缶ジュースや食事などが挙げられます。
また、ここで紹介したニギリ以外にもまだまだたくさんあります! 仲間同士で より楽しいニギリを選択してみてくださいね!
負けたくない思いに支配された脳でストロークすることは、プレッシャーに強くなるのにいいトレーニングになるでしょう!
適度なベットで強い心を鍛えてくださいね!
次回「多人数型ニギリ編」に続きます。
元クラブフィッターのzoroでした!!