Gride

ゴルフクラブ

ロマン派ゴルフ作家の篠原

新・貧打爆裂レポート『クリーブランド RTX4 フォージド ウエッジ』

今回の新・貧打爆裂レポートは、2019年3月16日にダンロップが発売した『クリーブランド RTX4(ローテックス)フォージド ウエッジ』です。

いつものようにコースに持ち込んで打ち込んできました。

スピン性能が優れているという軟鉄鍛造モデルの『RTX4』は本当に止まるのか? 動画も含めてレポートします。

RTX史上最高スピンのウェッジ!

『クリーブランド RTX4 フォージド ウエッジ』は、ダンロップが2019年3月16日に発売したウェッジです。

『クリーブランド RTX4 フォージド ウエッジ』は、日本向けの機能を満載しています。

まずは、「S20C軟鉄鍛造」です。日本のゴルファーは、とにかく、軟鉄鍛造が好きなのです。

そして、高麗芝でボールが浮き気味になることを考慮して、フェース面積を広げて、「逆テーパーブレード設計」という上部の厚みを増したデザインになっています。

『クリーブランド RTX4 フォージド ウエッジ』は、フェース面にも工夫が溢れています。

フェースの粗さを向上させる2種類のフェースミーリング。摩擦力をアップさせるための精密なレーザーミーリング。『RTX』シリーズの中でも最も深い溝設計。

これら3つのフェーステクノロジーは、普通の状態のみならず、雨や露などで濡れた芝生で威力を発揮します。

その他にも、『RTX』シリーズ共通の最適な重量配分でフェースの真ん中に重心が来るようにしていたりするテクノロジーも健在です。

誰でも使える高機能の裏側の真実!

動画を見てください。

試打した『クリーブランド RTX4 フォージド ウエッジ』は、ロフト56度で、シャフトは「ダイナミック ゴールド」のS200でした。

最初に打った感想は、打音が良い、でした。

元々、『RTX4 ウエッジ』の打音はきれいでしたが、『クリーブランド RTX4 フォージド ウエッジ』は、さらにワンランク音質が良くなった気がしました。

次に感じたのは、やさしくなった、でした。

芯に当たっていないときでも、結構飛ぶのです。

正直に書くと、これは一長一短で、芯を外して距離を落としたりするテクニックを使うゴルファーには、余計なお世話になります。

とはいえ、基本的には、プラス要素と考えて良いと思います。

『クリーブランド RTX4 フォージド ウエッジ』は、オートマチックなアプローチやショットをしたいゴルファーにオススメです。

肝心のスピン性能ですが、結論から書くと、クリーブランドっぽいと感じました。スピンはかかりますが、強烈な感じはしませんでした。

その場で、止まる感じだったのです。

ツアープレーヤーや熟練のゴルファーにとって、過剰なスピンは百害あって一利なしです。ワンバウンド目の位置に止まるのが一番なのです。

クリーブランドのウェッジは、そういう部分で、スピンの上限を決めているような気がします。

『クリーブランド RTX4 フォージド ウエッジ』は、バカみたいにバックスピンがかかるウェッジにうんざりしているゴルファーに「通なウェッジ」としてオススメします。

特に目立つような個性はないのですが、個人的にはソールが良かったです。

今回はスタンダードソールを打ちましたが、これが、気持ち良く抜けるし、滑ってくれるのです。打ち手の気持ちがわかってくれる感じがしました。

『クリーブランド RTX4 フォージド ウエッジ』は、いろいろなゴルファーを満足させようと機能を詰め込んだウェッジです。

コレというウェッジが決まっていないゴルファーには、迷わずに購入することをオススメします。

『クリーブランド RTX4 フォージド ウエッジ』は、なんだかんだ言っても、スタンダードなウェッジなのです。