ライフスタイル
ゴルフ侍
マン振りが全ゴルファーを救う|第20回「時間がない」→「マン振り」
拙者、ゴルフ侍と申す。
諸君のゴルフの悩みを拙者が見事に断ち切ってみせよう。
「時間がない」と嘆く諸君、「マン振り」をなされよ。
目次
【7つの習慣】重要度の高いタスクをすべし?
「時間がない者は、時間を作るべし」
以上。
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これが世間でよく受け入れられている答えだ。
ありきたりで面白くない。
全世界で大ベストセラーになっている「7つの習慣」では、時間管理として有名な「重要度・緊急度マトリクス」なるものが紹介されている。
「重要度の低いタスクは捨て、重要度の高いタスクをすべし」という内容である。
では時間管理の中でゴルフの重要度が低い人は、ゴルフをしてはいけないのだろうか?
もっと泥臭くてもいい。
【9つの習慣】いつでもゴルフ練習をする方法とは?
「時間がない」と嘆いている諸君は、まだまだゴルフに本気じゃない。
上達したいという覚悟が芽生えたのなら、時間がなくても上達できる方法を自分で考えるはずだ。
今回は特別にゴルフを日常に溶け込ませる方法を伝授するので、ぜひ参考にしてもらいたい。
(習慣1)何でもゴルフグリップで握る
ペンだろうが、箸だろうが、車のハンドルだろうが、握れるものはすべてゴルフグリップだ。
いつものゴルフグリップを即座に作れるレベルを目指せ。
つまらない会議の時間には、このグリップ練習が最適である。
(習慣2)どこでもアドレスを確認する
鏡はもちろん、窓に映る姿、地面に映る影など、自分のアドレスを確認できる場所はいくらでもある。
立ち姿では、アドレスの足幅・体重配分、両手の力加減、骨盤への体重の乗せ方などが練習できようぞ。
ナルシストに間違われないように注意だ。
(習慣3)スイング動画を見る
昔はビデオカメラがないとスイングが見れなかったが、今ではスマートフォンで簡単にスイングチェックができる。
あらかじめ自分のスイングを動画で撮っていれば、トイレでも電車でも、いつでも見るチャンスは転がっている。
くだらない動画やニュースを見るぐらいなら、自分のスイングでも見るべし。
(習慣4)イメージトレーニングをする
目を閉じて、自分のスイングをいろいろな角度から分析する。
プレーヤー・観客・鳥の視点など、想像の中ではいくらでも観察できるだろう。
寝る時間があるのであれば、ゴルフの夢を見ればいい。
妄想を極めれば、世界のトッププロと回ることも可能だ。
(習慣5)シャドースイングをする
ふとした瞬間、無意識にゴルフスイングをしてしまうほどに狂え。
上級者はすでにその領域に達している。
スイングのチェックポイントが常に頭の中に入っていれば、瞬間的な余暇時間にも練習ができるのだ。
このタイプのゴルファーは駅のホームによく出現すると言われる。
(習慣6)歩測の練習をする
通勤時には道中がゴルフ場であるかのように、大股での1歩、つまり1ヤードになるようにしっかりと訓練する。
歩測の精度向上に加えて、時間短縮かつ運動強化にもなり、一石三鳥である。
周りからは「歩くスピードが速いですね」と褒められることだろう。
(習慣7)歩きながら腕の返しを練習する
歩測すると同時に、手を振りながら両手の返しの練習をする。
右手は(外旋→内旋)、左手は(内旋→外旋)、これを意識しながら歩くだけだ。
大丈夫、誰が見てもゴルフの腕の返しの練習をしているとは思われない。
足と腕の動きと連動させ、インパクトのタイミングも意識できれば最高だ。
(習慣8)ストレッチをする
ゴルフスイングに柔軟性は必須だ。
特に肩甲骨周り、そして首や腰の捻りは日常的な動きではないので意識していないとできない。
ストレッチをやらないと気持ち悪いぐらいに習慣化されればゴルフのパフォーマンス維持に役立つ。
幸いなことにストレッチしている人を見てもまったく違和感はない。
(習慣9)マン振りで素振りする
時間がない中では最もパフォーマンスが良い練習法だ。
実際のクラブ、あるいは素振り用のクラブでも良い。
時間がないのなら、ビシッと「マン振り」を数回決めよう。
家の外だと人に見られて恥ずかしいとか、家の中は家族や物に当たりそうで危険だとか、言い訳はもうやめてくれ。
上達する覚悟があるのなら、自分なりに工夫して「マン振り」を日課にするのだ。
息をするようにゴルフをしよう
以上、計9つの方法をお伝えした。
どうだ?
時間がなくても日常生活の中にゴルフを取り込めるのがお分かりだろうか?
練習場やゴルフ場に行くだけが能じゃない。
「時間がない」と練習をしてこなかった自身の心を悔い改め、どんな日でも片時もゴルフを忘れることがないように生活して参ろう。
息をするかのように、ゴルフの練習をしろ。
マン振りせよ。さらば道は開かれん。