田中角栄が初めて100を切ったのは、青木功プロのおかげ!?

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田中角栄が初めて100を切ったのは、青木功プロのおかげ!?

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先日、アメリカ合衆国第45代大統領、ドナルド・トランプ氏が来日しましたね。

一番の目的は、日米首脳会談と新天皇への表敬訪問でしたが、ゴルフに大相撲観戦、炉端焼きなどなどの日本のおもてなし外交が連日ニュースになっていました。

トランプ大統領が指名した青木功プロ

トランプ大統領来日の翌朝、両首脳がヘリコプターで向かったのは茂原カントリー倶楽部でした。

この2人に同伴プレーヤーとして参加したのは、青木功プロです。

2人が最初にプレーしたアメリカではアーニー・エルスが、昨年霞ヶ関カンツリー倶楽部でプレーしたときは、松山英樹プロが一緒にプレーしました。

今回は、ゴルフ通の大統領が「アオキのあのパッティングスタイルは彼にしかできない芸当だ。日本を代表するプロゴルファーだ」ということで、青木プロがその大役に選ばれたそうです。

実は、青木プロは歴代の首相とは10人くらい一緒にプレーしているのです。

その中に、第64-65代内閣総理大臣、田中角栄氏(1913~1998)もいるのですが……。

青木プロが田中角栄氏のキャディーに

かつて、青木プロは「パワービルト」というメーカーとクラブ契約をしていました。

パワービルトの日本の代理店は国際興業という会社でした。

国際興業の社主はといえば、あの小佐野賢治氏ということから、ある日青木プロにこんな電話がかかってきたそうです。

「おい、青木、明日は暇か? 暇なら箱根の仙石に来い。角さんと一緒にプレーしよう」と、ゴルフに誘われたのです(後のロッキード事件の臭いがしますが……)。

ところが、青木プロが行ってみると、プレーヤーの空きがなかったのです。

そこで急遽、青木プロは「いいですよ。自分は田中さんのキャディーをやりますから」ということになったそうです。

当時の田中氏はかなりのゴルフ好きだったのですが、一度も100を切ったことがなかったそうです。

青木プロを知らなかった田中角栄

何度か田中氏のゴルフを見ていた青木プロは、100を切れないのは、コースマネジメントに無頓着だということを知っていました。

そこで、その日は絶対に100を切らせてあげようと思ったそうです。

最初は口にしませんでしたが、何ホールか進むうち、いくつかアドバイスをしたといいます。

「先生、ここは5番なんかで打ったらダメです。8番でバンカーの手前を狙ってください」

「ここはスプーンで思い切り打ってください」

といった調子でアドバイスしていくと、すべてがナイスショットではありませんが、前半のハーフを47で回ったのです。

すると、「君は結構ゴルフが上手そうだな。わしがバンカーショットが苦手なことも分かっているようだな」。

当時の青木プロはすでに20勝近くしているトッププロでしたが、そんなことはまったく知らなかったのです。

後半、最終グリーンでパットを沈めた田中氏は青木プロに握手を求めたそうです。バック9を49で上がり、トータル96で回ったそうです。

田中氏は小佐野氏に向かって、「ケンちゃん、この男はゴルフが上手いぞ。見込みがあるから面倒をみてやれ。彼がプロになる保証する」。

青木プロはお腹をかかえて笑い転げたそうです。

「角さん、その男はもう何勝もしている一流プロだよ」

「おっ、そうか」と返事して、さっさとクラブハウスに引き上げたそうです。

いかにも大物政治家らしいエピソードですね。

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