初心者
レッスンプロ・クラフトマン 河野
63歳女性、運動経験ゼロの方が入門してきました。(その2)
こんにちは。
レッスンプロ・クラフトマンの河野です。
今回は、63歳女性、運動経験ゼロの方のお話、その2です。
63歳の女性ですから、無理なく、楽しくレッスンをします。
フォローの取れるスイングを作ります
91歳の〇野様のご紹介で入門してくれたm子様は、運動経験ゼロの方です。
体験レッスンの一週間後に、初回のレッスンをさせていただきました。
ゴルフクラブは、〇野様から1セットいただいたそうで、そのクラブをお持ちになりました。
前回体験レッスンをして、m子様の運動能力はだいたい把握できましたので、運動能力に見合った練習方法を取ります。
今回は、ボールを打ってもらいます。
ボールを打つにしても、いきなり大きく振ってもボールに当たりませんので、ボールに当てることから始めます。
掃くようにボールを打ちます
スプリットハンド(右手と左手を離してグリップする)でグリップします。
40から50センチテークバックしてティーアップしたボールを打ってもらいました。
m子様には、
ボール→ゴミ
クラブ→箒(ほうき)
にそれぞれ見立ててヘッドでボール(ゴミ)を掃いてもらう要領で打ってみていただきました。
ゴルフはクラブを上から叩き付けてボールを飛ばすという風に思っている方が多いと思いますが、ボールを運ぶと考えたほうが利点が多いと思います。
段々振り幅を大きくしていきますが、右肘は脇に付けたまま、右肘をたたむようにしてテークバックをしてもらいます。
フォロースルーは、右腕を左耳の下辺りに巻き付くように取ります。
何回かレッスンを重ねていき、いつも私がティーアップしてm子様に打っていただき、m子様がミスをしたら、原因を言ってあげて……という流れを繰り返す内に徐々に良い当たりが出始めました。
段々スイングらしくなりました
4回目のレッスンでは、出前持ちスタイルのトップからボールを打ってもらいましたが、すぐに打てるようになりました。
それでも時々、空振りもありましたが、紹介していただいた、〇野様も感心する当たりも出るようになり、ご本人も楽しそうにレッスンを受けてくれています。
ひと月が過ぎる頃、週2回レッスンを受けたいと言われましたので、その週から週に2回のレッスンになりました。
ショットは、大分仕上がって来ましたので、これからアプローチやバンカーなどの小技をお教えしていきます。
「その1」に出て来たハンデ5様が、m子様のその後を見たいと言って来たので、m子様の了解を得てスイング動画をお見せしたところ、想像以上の変化だったのでしょう、大変驚いていました。
ハンデ5様「私の母親は20年くらいゴルフをしていますが、m子さんの方が格好いいですよ」
m子様の初ラウンドはいつになるか分かりませんが、その機会がありましたらまた書かせていただきます。
レッスンプロ・クラフトマンの河野でした。