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ゴルフスイング

PAR RUSH 01

パッティングは真っすぐに引かない!?〜転がりのいいパットのために!

パットはゴルフの数多いスイングの中でも、最も悩み多きスイングの1つです。

どんなにショットが冴えていても、最後のパットが入らなければ、スコアにはなりません!

レベルの差はありますが、最も難しいのがパットでしょう! 私も、毎ラウンド悩んでいる1人です。

さて、今回試してみたのは、「タイガー・ウッズ」のパットです!

では、早速何を試してみたのか説明します。

タイガー・ウッズのパッティングコーチの教えは「パットは丸く振るんだよ!」

たまたま、行きつけのゴルフ練習場の待合所に「週刊ゴルフダイジェスト」の2019年4月9日号が置いてありました。

私は、最近はあまりゴルフ雑誌を見ないのですが、表紙の見出しで『タイガーの元パットコーチが明かした「パットは“丸く”振るんだよ!」』が目に止まりました!

「おもしろいなぁ!」と思って記事を読んでみました。

このコーチは、マリウス・フィルマルターといい、タイガーの他アーニー・エルスなどのパッティングコーチも務めた人です。

簡単に解説をすると、この図のように、タイガーはインサイドアウトのアッパーでパットをやっているというのです!

しかも、有名なパットの名手と言われるニクラウス、クレンショー、タイガーなどのプロは、ほぼ全員同じようにインサイドからボールを打っていると言うのです。

具体的な解説は、

「インサイドアウトに振ることで、ヘッド軌道に対してフェースを閉じてインパクトできる。そして、タイガーはややアッパー軌道でこれをやっている。そうすることで、目標に対してはスクェアにインパクトしながら、芝目や傾斜に負けない強い球を打つことができ、ラインに乗せやすくなる」

とのことです!

パットは、ヘッドを真っすぐに引くと思っていましたが……

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パットのバックスイングは、真っすぐに引くとよく言われています。

大半の方がパットをする際に、ヘッドを真っすぐに引くように、バックスイングしているのではないでしょうか?

私もその1人です。

でも、真っすぐに引くというのは、簡単なようで、とても難しいことです。

そして、真っすぐに引くことを意識し過ぎると、イップスになる危険性があると、解説されていました。

★この話で、納得感があったのは、パターもショットの延長で考える。ドローボールを打つことを考えれば、理屈は同じということでした! なるほど!

その教えをラウンドで即実践した結果!〜その1

この記事を読んで、早速試してみたくなりました!

翌日は、ホームコースでのラウンドでしたので、朝のパット練習で、このインサイドに引くというバックスイングを試してみました。

現在、ホームコースは高麗グリーン使用なので、芝目が大きく影響します。

その高麗グリーンで、この教えを実践してみると、球は確かに強くなり、転がりも良くなります。

そして、高麗グリーン特有の芝目に負けて、大きく切れるということが少なく、しっかりとピンに向かって行きました。

★今回は、気持ちややインサイドに引くということだけを試してみました!

★その結果は、今まで高麗グリーンで打ち切れずにショートしていたのが、しっかりと転がるパットをすることができました!

次は、10.6フィートの比較的速いベントグリーンで試してみました!

次は、グリーンの速さが売りのコースのベントグリーンで試してみました!

★この日は、朝の練習グリーンのパッティング練習で試してみましたが、短い距離は強く出てしまうので、あまりインサイドを意識せずに、いつもの真っすぐ引く感じでパッティングし、長い距離だけインサイドを意識しました。

★さて、本番のパッティングですが、長い距離やエッジから少し芝に食われるパットでは、インサイドに引くパッティングは有効でした。しっかりと転がる球が打てて、転がりも良かったです! 距離感が合いやすい感じでした!

しばらく、これで試してみようと思います。

「パッティングに型なし」と言いますが、要は、しっかりと順回転の球を転がせるかどうか、がポイントです!