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初心者

LITTLE RED BOOK

【耳と耳の間で考えるゴルフ04】75分前に到着して万全のラウンド準備を!

みなさん、こんにちは。

リトル・レッド・ブックです。

最近こんな質問を受けました。

「ゴルフを始めて2年になるのですが、いつもスタートホールで大叩きしてしまいます。何か良い方法はありませんか?」

今日は、静かにスタートするための朝の練習法について、耳と耳の間で考えてみたいと思います。

1.練習の順序

通常ゴルフ場には、練習施設としてドライビングレンジとパッティンググリーンが用意されています。

みなさんはどのような順序で練習しますか?

一般的には「ドライビングレンジ→パッティンググリーン」という順序で練習する人が多いと思います。

しかし私は、ホームコースでは逆に「パッティンググリーン」から練習を始めることがあります。

朝は小さな振り幅から始めて、次第にスイングを大きくしていくべきだと考えているからです。

ドライビングレンジとパッティンググリーンのどちらを先にするかは、専門家でも意見の分かれる所です。

本稿では便宜的に、パッティンググリーンでの練習法から考えてみます。

2.パッティング練習は距離感が最優先

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朝のパッティンググリーンでは、たくさんの人が放射状に並び、ピンに向かって3球ずつ球を転がしています。

しかし、この「3球練習」は本番ではあまり役に立ちません。

なぜなら、本番では1球しか打てないからです。

その日のグリーンの速さと自分の距離感は、次の3ステップで確認します。

(1)一定の振り幅で3球連続で打ち、球の揃い方をチェックします。

アドレスの両足の幅でヘッドを振ると、概ねその人の5歩分だけ転がります。

この練習では、球の行方は見ずに3球連続で打ち、球の揃い方をチェックしてください。

3球がお互いに30センチ以内に近接していれば合格です。

パッティングの基本は、球に対して常に一定のエネルギーを与えることです。

(2)様々な距離を打って自分の距離感を確認します。

5歩、10歩、15歩の位置にマーカーまたはティーを置きます。

この5歩、10歩、15歩の目印を狙って1球ずつ打ちます。

これを3回繰り返してください。

(3)最後に1球のみで、様々な距離を打ち分けます。

1球だけで練習すると若干効率は落ちますが、真剣度が違ってきます。

以上が私の練習法です。

所要時間は大体20分程度です。

よろしければ、参考にしてください。

3.朝のドライビングレンジでやっていいこと、いけないこと

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ドライビングレンジでは、1コインで約30球の練習ができます。

この30球の使い方によって、その日のゴルフの出来が大きく違ってきます。

(1)練習は45度のクラブで始めてください。

現代のアイアンでは、ピッチングウェッジ(PW)が該当します。

これ以上ロフトが立ったクラブ(ミドルアイアン)は、球を上げにくくなります。

これ以上ロフトが寝たクラブ(サンドウェッジ)は、球が芯に当たりにくくなります。

45度は、球が上がりやすく芯にも当たりやすい絶妙なロフトなのです。

(2)ここでスイング改造に取り組んではいけません。

30球程度では悪いクセは簡単に直りません。

その日のラウンドは、今のスイングと持ち球で戦ってください。

朝の練習の目的は、クラブの芯で球を打った時の良い感触を取り戻し、気分良くスタートすることです。

そのためには、アイアンで低くティーアップするのも良い対策です。

失敗しやすいフルスイングは避けて、芯に当てることに集中してください。

(3)隣のオジサンと競ってはいけません。

練習場で隣の人に勝っても、何の意味もありません。無意味です。

あなたが闘う相手はコースなのです。

練習場は闘う準備をするための場所です。

ナイスショットは本番に取っておきましょう。

4.これだけの練習を40分ではできないはずです

最後に、誰でも簡単にできるのに、ほとんどの人がやっていないことをお教えします。

それはスタート時間の「75分前」にコースに到着することです。

(1)チェックインと着替え 10分
(2)準備体操やストレッチ 20分
(3)パッティング練習 20分
(4)練習場でのショット練習 20分
(5)ティーイングエリアに移動 5分

合計75分です。

本日は、朝静かにスタートするための、スタート前の練習方法について考えてみました。

みなさんの明日のゴルフのお役に立てば幸いです。

リトル・レッド・ブックでした。