ゴルフコース・練習場
とや
【危険予知トレーニング】コースに潜む罠を読み取れ!
こんにちは、ライターのとやです!
皆さん「KYT」という言葉をご存知ですか?
「危険予知トレーニング」といって、例えば画像や写真、イラストからどこにどんな危険が潜んでいるかを考えるトレーニングです。
自衛隊や警察、消防、工場、介護の現場、医療機関など様々な職種で実践されています。
これ、実はゴルフにも有効に使えるんですよね。コースのイラストを見て考えてみましょう。
お題:400ヤードのPAR4
危険予知トレーニングのお題はこちら。
400ヤードのパー4です。レディースティーは約100ヤード前に設けてみました。
コースの左側は全体がOB、右側は隣接コースがありペナルティなしで続行可能というシチュエーションです。
高低差はイラストで表現し切れないのでフラットなコースと仮定しましょう。
このコース図を見て、どこにどんな危険が潜んでいるのか、どんな組み立てをするべきなのか少し考えてみましょう。
どこにスコアを崩す要因があるのか考える
こちらのイラストもう1回よく見てみましょう。
コースは右ドッグレッグで、立木があって見にくいもののピンがかろうじて見えるものとします。
200から250ヤード付近がものすごく狭くなっています。特に220~230ヤード付近は激狭。
ドライバーを持ってこの幅を狙える人はそう多くはないでしょう。
あと200ヤード付近、コースの左側には大きくせりだした池。右側はペナルティはないものの、バンカーと立木のプレッシャーがかかります。
そしてグリーン周りは奥が非常に狭く、バンカーを超えれば即OBゾーン。
皆さんならどんな風にショットを組み立てていきますか?
組み立ては自分の持ち球、飛距離によってそれぞれ違う
当然ながら一番いいのは、激狭のフェアウェイを超えて280ヤードのドライバーショット。
こうすれば立木も避けて120ヤードのセカンドショットが狙えます。そしてグリーンも手前に狙ってパットも打ちやすい。
これが理想です。
でも、そうそう上手くいきませんよね。
ケガをしないように、スコアを崩さないように攻めるならば広いところ、かつ持ち球を生かしてプレッシャーの少ないほうを狙います。
自分の持ち球と飛距離を照らし合わせて、どう攻めるのが「一番いいスコアが出るのか」考えてみましょう。
ショット前に危険予知をして考える力をつけよう
実際のコースに出ても、このように「どこに危険があるのか」を考えるのは非常に有効です。
常に100%のベストショットを求めても、そんなのできるわけがありませんからね。
組み立てを考えて、もし上手くいかなかったときは、そこからカップインから逆算して、どう攻めるかをまた組み立て直すようにしていけばいいんです。
ゴルフは、技術ももちろん磨くべきかもしれませんが、どう攻めるのか、どうショットを組み立てていくのか、コース攻略を考えてそれを実践していくのもものすごく大切なんですよ。
あなたも今日からゴルフコースに潜む危険予知トレーニングを実践してみませんか?