ゴルフクラブ
zoro
自分でやればクラブの理解も深まる!?自宅でできるグリップ交換!
ゴルフクラブでグリップは大変重要です。
上達する上でも、クラブの構造を理解する上でも基本中の基本といっても過言ではありません。
ゴム製品なら2年ほどで劣化しますし、イオミック等の樹脂製は減りが進みやすいので、いずれにしても2年毎ほどで交換すると理想的ですね!!
信頼できるクラフトマンにお任せするのもいいですが、Do it yourself! 自分でやってみるのもいいですよ。
やってみるとわかること。クラブの構造が理解できるし、自分自身にとっての合うグリップが見つかったりもします!
また、クラブの買い換えの時にも 新しいグリップでも躊躇せず交換してしまいましょう!!
全クラブを統一することは上達への近道にもなるんです!!
パターを除く13本がバラバラのグリップでは、クラブ毎に感触が変わってしまうので、ややこしいですよね!
先ずはグリップカッターでグリップを剥いてみよう❗️
グリップカッター(たいていのゴルフショップには売っている鎌のような形状のカッター)をグリップとシャフトの隙間に引っかけてグリップを切ります。
スチールシャフトなら傷はつきにくいのですが、カーボンシャフトの場合はシャフトを傷つけないよう注意が必要です。
古いグリップをむいてみると、下巻きの両面テープが現れますが、これがひどいことが多いんです!!
螺旋(らせん)状に巻いてあっても隙間だらけだったり、縦貼りでもテープが重なっていたり、半分しか貼っていなかったり!!
特に海外製品はいい加減ですね。
日本の大手大型店舗のショップの作業でも、きれいに巻いてある下巻きテープは稀です。
何回か練習が必要かもしれませんが、下の画像程度に巻けたら成功ですよ。
下巻きデープのオススメは、NCAの業務用テープです。
少しだけ伸びることで、シャフトにピッタリします! ゴルフパーツのネットショップなら600~700円程度で買えます。
下巻きデープが巻けたら いよいよ挿入します❗️
必要な物は グリップを滑らせて挿入するための溶剤!
ゴルフショップなどに売っている、スプレー式の溶剤は乾きが早過ぎて熟練者でもやりにくいのでやめましょう。
そこでオススメは ホワイトガソリンです!
ホームセンターなどで、ランタン用として売ってます。コールマン等のメーカーのものが扱いやすいですね。大体 1000円前後です。
下の写真のようにグリップ内に20~30cc程の溶剤を入れて グリップ内を溶剤で濡らします。
その溶剤を上の写真のように巻いた下巻きテープに万遍なくかけてあげます。
下巻きテープ全体にかける必要がありますので、足りない場合は受け皿に溜まった溶剤をかけてあげましょう。
スプーンなどですくってあげると簡単ですよ。
ホワイトガソリンなら少々時間がかかっても乾きがゆっくりなので、多少時間がかかっても大丈夫。下巻きテープにはしっかりとかけてあげてくださいね!
そしていよいよ挿入!ここからが勝負です!
クラブヘッドを床と壁の直角部にできるだけスクエアに当て、シャフトの下巻きテープの下辺りをしっかり持ちグリップを挿入します。
この時の注意点はライ角度をクラブ毎に保つことです。
ライ角度に忠実に挿入するということです。ライ角度を無視してしまうとスクエアに挿入できません。
グリップにはまっすぐな点がグリップエンド付近に付いてますので、目安にしてください。
さて、ここでバックラインありのグリップについての注意点ですが、これを一発で挿入することは かなりの熟練者でも難しいのです。バックラインとは グリップの裏側(ちょうど指があたる部分の盛り上がり)のことです。
バックラインがスクエアな位置にあるように挿入後に微調整が必要になりますが、 溶剤をホワイトガソリンを使って挿入していれば2~3分はグリップの位置を動かせますので、やはりホワイトガソリンがオススメです!
仕上げ作業として、溶剤に溶けた粘着テープがシャフトやらグリップエンドに付着しています。
おしぼりのようなタオルにホワイトガソリンを含ませて拭き取ってください。
また、ホワイトガソリンの場合は乾燥に24時間は必要です。
挿し終ったグリップは、触らず握らずでそっとしておいてくださいね!
グリップを自分自身で交換してみると‼️
グリップを装着する作業をしてみると、クラブの構造上何がスクエアなのかとか、オープン、クローズ等の状態、ライ角度の見え方などが理解できるようになります。
すなわち、ゴルフクラブの構造を体感しながら理解できるようになるということです。
仮に失敗しても構いません! この作業をすることで ゴルフに対する理解力がアップするからです!
グリップ交換をするということが上達へのステップになると、ご記憶くださいませ!
元クラブフィッター のzoroでした。