ゴルフスイング
Kenjiiii
キャディーが教える、多くの人がスライスする理由と効果的な直し方 ②
前回の記事の最後の画像、それと今回のTOP画像に使わせて頂いているのは、日本ツアー参戦中のキム・ハヌル選手。
なぜ、前回キム選手の画像を最後に載せたのかというと、あの1枚にスライスを防ぐための大事な要素が詰まっているからです。
今、世界でもっとも美しいスイングをしているひとりと言われているキム選手のスイング写真と動画を使って、スライス防止のコツを解説していきます。
スライスで悩んでいる人は、ぜひ最後まで読んでみて下さい。
キャディーが教える、多くの人がスライスする理由と効果的な直し方 ①
http://gridge.info/articles/1427
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キャデイが教える、自宅でできる!絶対に上手くなるアプローチ練習法!
http://gridge.info/articles/958
スライスする理由はコレです!
スライスする理由は、テークバックの初動ですでにフェースを開く動きをしてしまっている事にあります(イラスト中央)。
いつも通りテークバックしてみて、クラブを腰の高さで止めてみて下さい。
イラストのようにフェースのトウ(先)が自分から見て時計の12時とか1時になっていたら、すでにかなりフェースが開いてしまっています。
この時点で開いたフェースは戻す事ができないので、打ち出されたボールは間違いなくスライスします。
なぜそうなるのかというと、前回お話ししたクラブの特性です。
クラブが行きたい方向に上げてしまうと、必ずフェースは開きます。
そして、その方向に上げるのが、いちばん軽く感じるので楽に上げられるんです。
こうなるように上げたいです!
そこで、フェースが開かないような工夫が必要になります。
コツは、テークバック直後から腰の高さまで、フェースがずっとボールを見続けているイメージで上げていく事です。
クラブがいつもより重く感じられるはずです。
そうすると、キム選手のように腰の高さに来た時に、フェースが自分の前傾角とほぼ同じ、時計の11時前後になるはずです。
この動きができただけで、ほとんどの人のスライスは直ってしまうか、曲がり幅が大幅に少なくなります。
完璧過ぎます!
キム選手のテークバックは、フェースの向きだけでなく軌道も完璧です。
後方から見た時に、アドレス時のクラブのシャフトの傾きに沿ってクラブが上がっている、いわゆる完全なオンプレーンです。
そして手の位置。アドレス時と腰の高さまでクラブを上げた時とで、高さがほとんど変わらず、グリップとヘッドが重なって見えています。
手首を理想的に使えている証拠です。
このようなテークバックができると、後は肩を回していくだけでトップを作れるので、動きがとてもシンプルにできます。
ここまで教科書通りの人は、プロでもなかなか見かけないです。
このスイングを動画で見たい方はこちら↓
ポイントはグリップです!
フェースを開かないように、そして理想的な軌道でテークバッグをするためには、キム選手のように左手を被せたストロンググリップにするのがポイントです。
左手甲が目標方向を向いているウイークグリップでは、かなり複雑な動きををしないといけなくなり、難度がグッと上がってしまいます。
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グリップについては、また後日書きたいと思うのですが、以前グリッジでも取り上げられていたので、わからない方はこちらを読んでみて下さい。
“ クラブの握り方入門 ”
http://gridge.info/articles/852
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まずはいいイメージを!
まずは、いい動画をたくさん見て、イメージを作りましょう。
キム選手は、インスタグラムにスイング動画をたくさんUPしています。
このサムネイルの動画は超スローモーションなので、非常にわかりやすいです。
インスタグラムはエンドレスで再生し続けるので良いですよwww
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最初はハーフスイングで!
グリップを変え、テークバックの初動を変えると、かなり違和感があるはずです。
慣れるまでは8番か9番アイアンあたりで、腰から腰の高さで振るハーフスイングから練習しましょう。
最初は軽く30~50ヤードをポーンと打つのがいいですよ。
チェックポイントは、腰の高さまで上げた時のフェース向きが前傾角と同じになっているかです。
上手く打てると、ボールが軽いドロー系の回転になります。落下してから左に転がっていけばOKです( ´∀`)b
地味な練習ですが、脱スライスを目指す人は、ぜひやってみて下さい。
それはまたー( ´ ▽ ` )ノ