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ゴルフスイング

レッスンプロ・クラフトマン 河野

レッスンを受けているのにスイングが変わらない理由とは?

こんにちは。

レッスンプロ・クラフトマンの河野です。

今回は、レッスンを受けているのにスイングが変わらない、そんな方のお話です。

熱心なのに上達しない

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レッスンしていてもなかなか上達できない方がいます。

今日レッスンをして、翌週のレッスンに来ると元のスイングに戻っている方がいます。

スコアは徐々に良くなっていますが、スイングの悪いクセが治らなかったり、練習熱心なのに、スイングに変化が起こらない方が時々います。

y様もそんな方の一人でした。

「スライスしてボールが飛ばないので治してほしい」とのことで入門しました。

スイングを動画で撮り、拝見したところ、アウトサイドインの典型的なスライサーでした。

アウトサイドインのスライサーには、インサイドアウトに振るスイング軌道を体と頭に覚えさせなければなりませんので、ユックリとインサイドアウトに振る練習を朝晩10回ずつ、次に来店するまで続けてくださいとお願いしました。

練習好きがアダに?

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翌週にお見えになり、ボールを打ってもらい動画を撮りましたが、まるで変化が見えませんでした。

私「インサイドアウトのユックリ素振りはしましたか?」

y様「はい、毎朝晩10回ずつやってます」

そんな遣り取りが何回かありまして、レッスンの会話の中でy様が「私は練習が好きで、週に2回は練習に行っています」と言いました。

私は、その言葉を聞いてピーンと来ました。

y様は、スイング変更しようとユックリ素振りをしてインサイドアウトに振る記憶を体と頭に作っているのに、練習場でボールを打てば、元の自分に戻ってしまいます。

そのことを説明して、ボールを打つ練習を禁止にさせていただきました。

ドローボールを打てるように

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翌週・・・。

私「ユックリ素振りしましたか?」

y様「毎日朝晩やりましたよ。ボールを打ちたくてウズウズしてます」

それでは、朝晩やって来たユックリ素振りを見せてください。

といいユックリ素振りをしてもらうと、まずまずの形になっています。

それでは、もう少し速く振ってみてください。

すると、ちゃんとインサイドアウトに振れていますので、7番アイアンをティーアップして、ユックリとボールを打ってもらいました。

何球かボールを打ってもらい、録画した動画をy様にお見せして、インサイドアウトに振れていることを確認しました。

y様「いいですね」

それから2週間ほど練習場でボールを打つことを禁止にさせてもらいました。

もしボールが打ちたかったらビッグキャリーゴルフショップに来てくださいとお願いしました。

その後は順調に上達されて、現在ドローボールヒッターです。

レッスンプロ・クラフトマンの河野でした。