Gride

gettyimages/1037979106
getty

初心者

もーりー

スイング中はボールを凝視せずに“ぼんやり”見るべし【後編】

皆さんゴルフを楽しんでいますか?

こんにちは、ライターのもーりーです。

今回も、前回に引き続きスイング中にボールを凝視しないことをテーマに話を進めて参ります。

特にドライバーショットが苦手な人には効果覿(てき)面な内容かもしれませんよ!

インパクトはスイングの通過点

getty

初心者はスイング中にボールを凝視することでボールを点でとらえてしまいます。

すなわちインパクトでクラブを上手く当てようと意識してスイングが止まりやすくなり、逆にゴルフスイングを難しくしています。

いっぽう上級者の多くはインパクトはスイングの通過点として考えています。

俗にいう「インパクトを点ではなく線でとらえる」ということですね。

ダウンスイングからフォロースルーの一連の流れの中にインパクトがあるだけ。

インパクトを意識することなく、スイング全体を淀みなくスムーズに行うことに集中しているので、スイングプレーンがずれません。

その結果クラブはボールを凝視せずともアドレスした位置に戻ってきて、正しいダウンブローのスイングができます。

一点集中していないので、力むこともなく前傾姿勢もキープしやすいですよね。

最下点にある仮想のボールを見ると良い!

getty

それでは上級者のスイング中に“ぼんやり”見ているというのはどういうイメージなのでしょうか。

理想は松山英樹選手のように右足前を見ながらインパクトを迎えられると、ビハインド・ザ・ボールの力強いボールを打つことですが、これは逆に意識し過ぎて逆効果になりかねないくらい高難度。

オススメは、ずばり最下点にある仮想のボールを見ることです。

前編でも触れましたが、人間の体の反応は目に入ってくるものに大きく左右されます。

この反応を逆に利用しない手はありません。

つまりアイアンショットであれば、スイングの最下点にしたいボールの左側(飛球線側)に仮想のボールを見立てます。

そして仮想のボールを凝視してください。

すると実際のボールはどのように見えますか?

はい、これがボールを“ぼんやり”見るという感覚ですヨ!

あとは力まず前傾姿勢をキープしながら、この仮想のボールを打つつもりでスイングしてください。

これで正しい入射角でインパクトを迎え、正しいダウンブローでスイングができるはずです!

ドライバーは仮想のボールを手前に!

この仮想のボールの位置ですが、例外となるクラブがあります。

それはドライバー。

ドライバーはスイング自体はアイアン同様にあくまでもダウンブローなのですが、最下点を過ぎた位置(左足寄り)にティーアップして緩やかなアッパーブローにとらえます。

ですから仮想のボール位置はアイアンと反対側(ボールより右足寄り)になります。

あとはアイアン同様に仮想のボールを打つつもりでスイングしますが、ドライバーはアイアンに比べてシャフトが長いので、ダウンブローをあまり意識しすぎるとスイングが崩れやすいです。

ドライバーの場合はとにかく前傾姿勢が崩れないことを意識しながら仮想のボールを打つイメージでスイングすると、緩やかなスイングの最下点から緩やかなアッパーブローでインパクトを迎えられるはずです。

ドライバーの方向性が安定しない方は試してみる価値があると思います。


スイング中にボールを凝視せずに“ぼんやり”見る。

最初は違和感があるかもしれませんが、その違和感こそが上達への第一歩。

粘り強くその違和感と対峙してください。

その先にはきっと素晴らしいゴルフのレベルアップが待っているはずですよ!


というわけで今回はこのへんで。

それでは、また!