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Yanagi@TPIトレーナー&ドラコンプロ

スリクソンぶっ飛びグローブ「GGG-S026」を試してみた!

今年発売されたスリクソンぶっ飛びボール「X2」の相棒として2020年7月17日に発売された、スリクソンぶっ飛びグローブ「GGG-S026」。

ダイヤ型の細かなシリコンを配置することで、グリップ力を高め「力みをとって思いっきり振り切ろう!!」というコンセプトのグローブです。

先日行われたドラコン大会でその性能を試してきました!

早速ですが、特徴や使い心地をレビューしていきます!!

特徴はダイヤ型シリコンプリント!!

スリクソンぶっ飛びグローブ「GGG-S026」の何よりもの特徴は、ダイヤ型の細かなシリコンプリントです。

ダイヤ型にシリコンプリントすることで、縦・横・斜めと全方向からの力に対してグリップ力を発揮します。

またシリコンプリント自体は薄くプリントされているので、グリップ中の違和感はありません。

指の部分にはダイヤ型だけでなく横ラインのパターンのシリコンプリントもあるため、2種類のシリコンプリントが施してあることになります。

私のグリップはフィンガータイプなんですが、実際に使ってみると、握らなくてもグリップが勝手に引っかかってくれる感じで、握力を極限まで緩めてもクラブが抜けていってしまいそうな感覚がありません。

これは飛ばしに効果的!!

グリッププレッシャーをどれくらい緩めることができるかも、飛距離を伸ばす上で非常に重要です!

パームタイプの選手も「グリップ感が増した!」と言ってましたので、どのグリップタイプでも効果がありそうです。

全体的なフィット感と選び方

getty

柔らかい合成皮革と伸縮素材の組み合わせによって、合皮タイプのグローブだけど結構伸びます!

私は手が小さいので天然革のグローブでは21センチ、合成皮革のグローブでは22センチをチョイスしています。

なので今回も22センチを選んだのですが、思ったよりも伸縮性があるグローブだったので、これなら21センチにしておけば良かったなぁと感じました。

サイズで悩む時は、小さいサイズをチョイスすることをオススメします!!

プレー当日はパラっと小雨が降ったのですが、グリップ感は全然問題なし!!

私は普段、雨の日用のグローブでは、イオンスポーツの「スパイラルグローブ」を使ているのですが、この「GGG-S026」でもいけるかも!!

と感じました。今度は大雨の日でも試してみたいですね!!

■スペック
・素材…掌:合成皮革+シリコンプリント 甲:合成皮革
・サイズ:21〜26cm(6サイズ)
・タイプ:全天候型

スリクソングローブ「GGG-S026」はなぜ「飛び」をセールスポイントにしているのか?

(黒もあります)

冒頭でも少し触れましたが、「GGG-S026」が「飛び」をセールスポイントとしている理由は、「グリッププレッシャー」を極限まで減らすことができるからです。

ツアープロでグリップをガチガチに握ってスイングしている選手はいませんが、アマチュアゴルファーの中にはグリッププレッシャーが強過ぎて飛距離が出ず、スライスに悩む人が多くいます。

ゴルフスイングでは、最終的にどれだけ多くの運動エネルギーをヘッド=ボールに伝えられるかによって飛距離が変わりますが、グリッププレッシャーが強くて得することはひとつもありません。

試しに、思いっきり拳を握りしめた状態で手首を回したり(腕の旋回)、腕を振ってみてください。

関節がスムーズに動かず、腕のスピードが上がらないと思います。

一方で、手のひらを開き脱力した状態で手首を回したり(腕の旋回)、腕を振ってみてください。

ビュンビュン動きますよね!

昔のゴルフクラブと違い、今のゴルフクラブにはパワーがほとんど必要ありません。
軽くてしなるシャフト、大型ヘッド(高感性モーメント)、低重心、深重心のクラブを使ってティーショット打てるメリットは、非力でも飛ばせるということです。

非力というと少し語弊があるかもしれませんが、パワーよりスピードのほうが飛距離を伸ばす上で重要なのです。

※もちろんパワーがあったほうがヘッドスピードも上げられますが……。

今現在の自分が持っている力を活かすという点では、力強く叩くより、素早く振るほうが効果的ということです。

パワーよりスイングの切れ味で飛ばすのです。

そしてその時に重要なのが、いかにグリップを「脱力」できるかです。思いっきりグリップを握ると、身体全体の動きが悪くなり、運動エネルギーが上手に伝達されません。

また、ヘッドを返しにくくなりますから、スライスが出やすくなります。

グリッププレッシャーを高めてしまうと、ヘッドの大型化によってただでさえ返りにくいヘッドが、ますます返らなくなります。

そして昔のクラブと違いミスショットでも飛びますから、右にすっぽ抜ける or スライスしてOBになってしまうのです。

スイングについての解説は別の記事にお任せしますが、「力みがち」「スライサー」の人は、スリクソンぶっ飛びグローブ「GGG-S026」を使って、ゆるゆるグリップでショットを打ってみてください!

きっと気持ちよく振る抜けると思います!!


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