ゴルフスイング
セベケン
スイング用語の常識?「捻転」の巻
ゴルフスイング用語の? 捻転て何?
よく、大きな捻転が大きな飛距離を生むってレッスンを聞きますけど・・・ちょっと待てよ?
人間の体はコイルか? それとも消しゴムのように捻ると自動的に戻るのか?
そのへんから、今一度検証してみましょう! 常識を鵜呑みにしていない?
コイル・バネ・ゴム?
そう、コイルなら元に戻ろうとするよね。
ところが、あなたがバックスイングの姿勢を取っても起動しなければ、自動的にリターンはしませんよね。
ナッツリターン?(古い)(^u^)ということは?
多分にイメージ先行思考になっていない? それにコイルだと思うと「ギリギリギリ!」と力んでしまうんじゃ?
スーパーシニアのスイング!
そういえば、このあいだシニアの試合を観に行ったんですけど、70代も後半に入ろうとしてる小川清二プロが、すんごい切れのあるフェードボールを打っていたんですよ!
んで、思わず仲間のプロが聞いた「その球どうやって打つの?」小川プロ「上げて下ろすだけだよ!」
そう、まったく力みなく放たれたボールは、よく距離も出ていてとても後期高齢者とは思えませんでした!
ということで「ギリギリギリ!」というパワー捻転は必要? と、年配シニアを見てると感じるのです。
そして無理のないスイングをしてるスーパーシニアが、ここに残ってるのでは?
クラブの通り道を空ける
で、元に戻って捻転。
40年前、昭和の師匠(?)から教わった時、「捻転」という言葉を聞いたことは、一度もありませんでした。「腸捻転?」くらいの感じです。
というのも「バックスイングは、クラブの通り道を空けるためだよ!」と教わったからです。
アドレスで作った腕と体の位置をキープして右向け右! それと同時に腕を上げていくわけです。
そうすると先に言った「上げて下ろすだけ!」のシンプルバックスイングになります。
「真っすぐ上げて真っすぐ下ろす」という表現も同じことを言っています。
マン振りの半分以下の力感で~
私も以前は、オーバースイングで超捻転(?)していましたが、今は肩ほどにしか上げてない。
でも、飛距離はそれほど変わらないし“マン振り時代”に比べると、半分以下の力感で打てる! こりゃ楽です!
上げ下ろしのスペースを先に作っておけば、自然とクラブは走る! ということです。
私は肩は45度くらい斜めにすれば十分バックスイングが行えると思っています。
通り道を空けるコツ
自分の手が上がる場所を先に見ると肩も無理なくすっと回ります。
ボールを凝視してると窮屈になり、いわゆるギッタンバッコン上下動になりやすいです。
フォローも一緒です! 村口史子さんやアニカ・ソレンスタムさんのルックアップスイングを参照するといいかもしれません。
捻転はパワーを出すためではなく、軌道を先に作るため! という昭和の教えでした。