ゴルフスイング
レッスンプロ・クラフトマン 河野
ヘッドスピードの割に飛ばない理由は吹き上がり!
こんにちは。
レッスンプロ・クラフトマンの河野です。
今回は、ヘッドスピードの割に飛ばない人の話です。
原因は吹き上がりです。
ボールが吹き上がる
45歳男性、ゴルフ以前のスポーツは野球をしていた経験あり。
ハンデは9です。仮にmk様とします。
お仕事はガテン系で、職人兼社長とラウンドレッスンをした最近のお話です。
ヘッドスピードの割に、ボールが飛ばず飛距離は230ヤードの私と同じくらいです。
理由は、高く吹き上がってしまうためです。
ボールの高さは、私の倍くらいの高さになってしまい、かなり飛距離を損しています。
ご本人もそれはよくわかっていて、吹き上がりの球筋を改良したいとのことです。
9番アイアンで135ヤード飛びます
お店(ビッグキャリーゴルフショップ)にやってきたのは、風の吹く冬に向かうという時期。それまでに吹き上がりの球筋を克服したいとのご希望でした。
ラウンドの途中で9番アイアンを打ってもらい、距離計の地点登録をして9番アイアンの飛距離を測りますと135ヤード出ていました。
私「9番アイアンの倍の距離が、ドライバーの飛距離とよく言いますが、あれは結構当てになる目安です。mk様は270ヤードの飛距離が出てもいい数字ですね」
mk様「そこまでは行かなくても、もっと飛ぶはずだといつも思っています」
私も、吹き上がり気味の球筋になっていたことがありますのでmk様の気持ちもよくわかります。
そこで、先ほどまで見ていて思った吹き上がりの理由を述べさせていただきました。
バックスピン過多が原因です
吹き上がりの理由は、人によりいろいろあります。
mk様の場合は、スイング全体がV字軌道で、上から打ち込むスイングですので、どのクラブを打ってもバックスピン過多で高く上がってしまっています。
V字軌道でドライバーのティーアップを低くしないと打てないために、ダウンブローの度合いが強くなりバックスピンが掛かり過ぎています。
他のクラブもV字軌道が理由のミスショット(ダフりやトップ)も多いです。
フェアウェイウッドもバックスピン過多のため、私の倍近い高さです。
一番効率のいいインパクトは、インパクトをレベルブローにすれば適正なスピンで、ボールが前に進みます。
mk様は上からヘッドを叩き付けて、バックスピン過多になっているのが原因でボールが吹き上がっているのです。
スイング軌道を治さないとボールは吹き上がり飛距離をロスしてしまいます。
答えがわかっても、現場でスイング軌道を治すのは無理ですから、後日ビッグキャリーゴルフショップにお出でくださいと言い、インパクトをレベルブローにする練習に取り組むことになりました。
球筋に関することを「ゴルフスイング上級編ピンを狙う」という本で書いていますのでぜひお読みください。
レッスンプロ・クラフトマンの河野でした。