体全体の力で打つためには、手に力を入れない

季節も変わり、ずいぶんとあったかくなってきました。

体の可動域も変わり、冬ゴルフでしんどい思いをしてきた方もしっかりと振れるようになってきているのではないでしょうか？

そうなってくると思いっきり叩きに行きたくなりますが、力を入れ過ぎることでいろいろなミスにつながってしまう可能性があります。

そんな時だからこそ、体全体の力でボールを飛ばす意識を持つようにしましょう。

手打ちやスイングのブレに気を付けて！

本来、ゴルフスイングというのは体の捻りを利用して行うもの。

その中で遠心力と腕の動きを利用してヘッドスピードを速めていくことでより飛距離へとつながるのです。

しかし、思いっきり叩こうとすると手に力が入ってしまいがち。

そうするとアウトサイドインのスイングになってしまってスライスなどのミスが起こってしまいやすくなります。

また、その状態を続けてしまうと自分本来のスイングにブレが生じてしまい、悪いクセとなって体に定着してしまう危険性も。

力まず、本来のスイングを行うように意識してください。

ヘッドの加速を意識してみよう！

暖かくなることで飛距離が伸びるのは、薄着になることと、筋肉が柔らかくなることでより体の可動域が大きくなることが原因です。

つまり、速く強く振るイメージ＝飛距離やヘッドスピードのアップにつながるというわけではないのです。

スイングにおいて体の動きを速くするイメージではミスにつながってしまいます。

体全体でスイングしていき、手を上手く使うことでヘッドの速度を速めるようにしてください。

イメージとしては、強く打ち込むのではなくクラブの重みとシャフトのしなりを利用してムチで叩くようなイメージです。

ほら、力はいらないでしょ？

ゴルフに力はいらないという真理！

女子プロの平均飛距離を考えると一般的なアマチュアの成人男性よりも飛ばしています。

いくらアスリートだとはいえ、根本的な体のつくりから考えても女性のほうが男性より単純な力が強いというケースは稀だといえるでしょう。

つまり、「力」ではなく「スイング」でボールを飛ばしているのです。

そう考えるとゴルフには力は必要ないという真理が見えてきませんか？

体が動きやすくなってきたシーズン。

次に寒くなるまでに、体で打つショットをぜひマスターするようにしたいですね。