ゴルフスイング
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【プロゴルファーのスイングを徹底解説!】アン シネ
こんにちは、ライターのとやです!
モデルのような体系と美貌で日本ツアーへ参戦したアン シネ。
今シーズンはゴルフに精彩を欠き、賞金ランキングも2018年11月現在で139位となかなかその実力を出せていません。
“セクシークイーン”と呼ばれその容姿ばかりが先行して報道されていますが、ここはスイングに注目してアン シネを見てみたいと思います。
目次
【アン シネ】オーソドックスな構えからリラックスしたスイング
アン シネのスイングを全体的に見てみると、オーソドックスでクセがなく、スムーズに振り抜けているように思えます。
韓国選手の特徴として、キチッと決められた形があり、その形に沿ってスイングが作られているのがよく分かります。
豪快、飛ばし屋といったスイングではなく、スムーズで力感なく振っているという言葉がしっくりきますね。
力感なく振り抜けているということは、スイング全体に無理がありません。そのためショットが安定するメリットがありますね。
今シーズンのアン シネの成績はともかくとして、この力みのないスイングはショットがバラつくゴルファーにはぜひマネしてほしいポイントです。
【アン シネ】理想のトップ、右手の形に注目
ややシャット気味にバックスイングが開始され、トップでは飛球線方向に真っすぐクラブが向けられています。
まさに理想的なトップを形作っているのではないでしょうか。
ここで注目したいのが右手首の形です。切り返しでバックスイングの遠心力を右手で支えるように受け止めていますね。
ここで右手首が内旋(内側へねじれる)するとクロスシャフトになってしまいますが、しっかり耐えているのが分かります。
右手の親指と人差し指もトリガーグリップで、グリップの安定化が図られています。
【アン シネ】右膝を送り込み、上体を回転させるスイング
トップからダウンスイングにかけて、右ひざを左に送り込んでいる様子が伺えます。
その時インパクトでは、右足のカカトがやや浮いてインパクトを迎えています。
韓国選手ではベタ足スイングが多く見られますが、アン シネは珍しいタイプと言えるでしょう。
また上半身も体の正面でボールをとらえるのがセオリーとされていますが、上体が回ってやや開き気味にインパクトをしているのも特徴的です。
開きやすくなってしまう傾向がある上体の動きを、インパクト周辺の手首の動きで調整しているのでしょう。
右足のカカトの浮き、わずかに開く上体、この2つの動きはボールがつかまりにくくなる要素なのですが、インパクトでヘッドが戻ってくるのをしっかり待てているのはさすがプロの技です。
【アン シネ】リリースではヘッドにグリップも追随
インパクトからフィニッシュにかけて、ヘッドスピードを出すためにアンコックされたリストを中心にヘッドが先に走っていく選手が多くいます。
これはヘッドを走らせて、飛距離を稼ぐための動きです。
アン シネもヘッドは走らせているんですが、リリース付近でややグリップがヘッドに追随する動きを見せています。
この動きはヘッドスピードがやや落ちる傾向にありますが、フェースを左方向に返し過ぎる動きを抑制して、フェース面の管理が楽になるというメリットもあります。
動画では方向性や距離感を重視したいアイアンショットの動画、ということも影響しているかもしれませんが、なるべくヘッドを暴れさせずにショットしたい意図が隠されているのでしょう。
来シーズンの巻き返しなるか
2018年11月現在で、アン シネはセカンドQTを突破して、サードQTへとコマを進めています。
なかなか思うように成績が残せておらず、本人ももどかしい部分があると思いますが、来年の試合ではアン シネの巻き返しに期待したいですね。
美貌やモデルのような体形ばかりメディアで報道されてしまいますが、たゆまぬ努力で作り上げてきたスイングで、来年の活躍を楽しみに待ちましょう。