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ゴルフスイング

レッスンプロ・クラフトマン 河野

緊張した時、どうすればいつも通りの実力が発揮できるでしょうか?

こんにちは。

レッスンプロ・クラフトマンの河野です。

今回のお話は、「緊張した時の対処法」ですが、ミスをした時にミスを連続させてしまわないためにも、取り入れていただければ効果的だと思います。

緊張・恐れをいつ感じるか

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緊張するという状態は、ゴルフだけでなくいろいろな場面で感じてしまいます。

なぜ緊張するのか。

人間は経験がないことや、経験が不足していることに対して不安や恐れを感じたとき、緊張します。

池やOBを目の前にすれば緊張します。スイングにも緊張感があります。

そのため普段から、緊張した場面でもいつもと同じように行動できる対処法を用意しておきたいものです。

ゴルフはその方のレベルにより対処方法がたくさんありますので、今回は、中級者(90台でラウンドできる方)くらいまでを対象として考えてみます。

緊張した時の対処法

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緊張した時に、ただ「じっと」しているのはよくありません。

なんでもいいので周りに迷惑の掛からない動きで体を動かします。

ラジオ体操のひとポーズでもいいですし。

私は、畑岡奈紗プロのように軽く飛び跳ねます。

軽い飛び跳ねは、全身運動で実に効率のいい運動ですし、軽く飛んでいる時は余計な考えごとは浮かびません。

軽い動きですが、全身運動という点がいいのだと思います。

軽くても全身運動のため、心と体をジャンプという動きに集中させることで、緊張感も忘れ体も自然に準備が整うのだと思います。

無意識の状態を作る

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もうひとつ私が行うのは、深呼吸です。

例えば、7番アイアンでキャリー135ヤード飛ぶ方がいます。

何の緊張感もなければ、125ヤードから135ヤード前後の距離は打てると思います。

しかし、目の前に100ヤードの池があると、失敗の確率が相当高くなってしまいます。

失敗の原因は緊張感です。しかし、池も何も意識しなければ成功の確率は高くなります。

100ヤードの池を目の前にしても、無意識なら135ヤードのショットを成功させる確率は高いと思います。

何も意識しない状態は、無意識です。無意識なら、普段自分にできることはたいていできます。

それなら、自分を無意識の状態にすればいいのです。

人間は、意識してもできて、意識しなくてもできてしまう行為があります。

それが、呼吸です。

深呼吸は、意識と無意識をつなぐ行為です。

深呼吸をして自分を無意識に近い状態に置くことにより、自分本来の力が出せる準備ができるのだと思います。

特に、深い深呼吸は脳に酸素という栄養も与え、活性化させます。

体内の臓器の中で、一番酸素の消費量が多いのが脳です。

緊張したら、体を動かす、そして深呼吸して次のショットを平常心で打ちましょう。

レッスンプロ・クラフトマンの河野でした。