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ゴルフスイング

もーりー

『低い球』?それとも『スピン量を減らす』?~アゲインストでのドライバーショット~

皆さんゴルフを楽しんでいますか?

こんにちは、ライターのもーりーです。

先日のラウンドでのこと。

一緒に回った二人がかなりの飛ばし屋で、ドライバーショットで20ヤードくらい置いていかれました (^^;

でもそんななかで私がその二人を逆にオーバードライブした場面があったんです。

どうしてかって?

それは、そのホールはアゲインスト(向い風)だったからなのです。

高弾道だと風の影響を受けやすい

先日のラウンドでご一緒したAさんとBさんはとにかくドライバーの飛距離がすごかった。

二人ともかなりの超高弾道で、ボールは空を切り裂くようにグングン伸びていきます。

私も決して飛ばないほうではないんですが、毎回ティーショットで20~30ヤードくらい置いていかれましたね。

でもそんななかで私がその二人を逆に20ヤードほどオーバードライブした場面が2回ほどあったんです。

一人だけなら相手のミスショットということもありますが、まとめて二人をオーバードライブしているので、決してまぐれではありません。

これにはちゃんと理由がありまして、それは2回ともアゲインストの風が吹いていたからに他なりません。

私のドライバーショットはよくも悪くも中弾道。

超高弾道のAさんとBさんに比べたら半分くらいしか高さが出ていないと思います。

しかしその分風の影響を受けにくくランも出るので、多少のアゲインストであれば飛距離ロスが少ないのです。

いっぽうAさんとBさんはおそらくボールのバックスピン量がかなり多めの高弾道。

ボールが高く上がるためには必要不可欠なバックスピンですが、アゲインストの場合は風の影響をもろに受けますから、飛距離をロスしやすくなります。

『低い球』でランも稼ぐ

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それではアゲインスト時のドライバーショットはどのような対策が効果的なのでしょうか。

一番オーソドックスなのは『低い球』を打つこと。

ティーは低め、グリップは短く握りコンパクトにスイングするのが基本ですね。

ミート率が上がりますし、スピン量やボールの高さも抑えられて風の抵抗も受けにくくなります。

通常のショットよりもキャリーが落ちるのは否めませんが、その分ランが出やすいので、風に押し戻されることを考えれば飛距離は稼ぎやすいと思います。

気をつけたいのはティーを極端に低くし過ぎないこと。

低い球を打つのにフェース面の下側に当てたいところですが、逆に打ち込みにいってスピン量が増えてしまい、かえって飛距離をロスしやすくなります。

それにスピン量を減らすといっても、極端にスピン量が少な過ぎても、今度はボールが上がらずに飛距離は出ません(飛距離をロスせずに風に負けない程度のスピン量を調節する必要があるわけで、これがゴルフの難しいところですね)。

ティーは通常より少し下げるくらいで、払い打つ感覚でスイングするようにしましょう。

ティーを高くしてアッパー軌道でインパクト

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「しかしティーをいつもより低くすると逆にミスにつながりそう…」

「せっかくのキャリーの飛距離を落としたくない」

そんな場合は、スピン量を少なくする打ち方が有効かもしれません。

まずティーの高さをいつもより高くします(ボール半個分くらい)。

そしてアッパー軌道でテンプラしない程度にクラブフェースの上側(スイートスポットの少し上)でボールをインパクトさせます。

クラブの構造上、クラブフェースの上側に当たった方がスピン量は減るのだそうです(イメージはクラブフェースの下側に当たったほうがスピン量が減りそうなものですけどね)。

これならばティーが高い分アドレスで少し体を右に傾ける程度で、あとはいつもどおりにスイングできます。

アッパー軌道でボールもある程度高く上がるはずですし、スピン量が抑えられた分初速の勢いがある、風に負けないプロゴルファーのような“強い球”が出ると思います。

ヘッドスピードが速いパワーヒッターの皆さんには、こちらのほうが飛距離ロスをしないかもしれませんね。


というわけで今回はこのへんで。

それでは、また!