ゴルフスイング
しだしんご
スイングに悪影響を与えるネガティブイメージから脱却するために必要なこと
こんにちは♪
「ゴルフはメンタルスポーツ」だと、よく言われます。
調子のいい時はスムーズにスイングできるのに、ひとつでも歯車が狂うとガタガタと崩れ、急にいつものスイングができなくなります。
今回は、スイングに影響を与えてしまうメンタル面を上手くコントロールするためのお話です。
ネガティブイメージがスイングを狂わせる
「曲げたくない」「ダフリたくない」「右の池に入れたくない」誰もがスイングをする前に考えてしまうネガティブイメージ。
ゴルフはミスのスポーツと言われるように、いかにミスを少なくしていくかがスコアメイクの鍵です。
このようなミスを嫌がる考え方は当然なのかもしれません。
しかしながら、みなさんの中で、「右に曲げたくない」と思ったら、案の定大スライスしてOBになったなんて経験をした方はいないでしょうか?
これは「曲げたくない」というネガティブイメージが、スイングに悪影響を及ぼしてしまった結果と言えます。
真っすぐ打ちたいために当てるだけのスイングになって、フェースローテーションが足りずにこすり球になってしまったのでしょう。
また、構えてから「保険をかけて、もっと左を狙ったほうがいいかも」と不安になり、さらに肩のラインを左に向けてしまい、極端なアウトサイドイン軌道になって大スライスしてしまったのかもしれません。
いずれにせよ、意識がネガティブイメージにクローズアップされたことが原因です。
「○○がイヤ」ではダメ!! 「ここに打つ!」という強い意志を持つ
スムーズに狙った所にボールを運ぶためには、スイングに悪影響を与えるネガティブイメージをできるだけ排除しなければなりません。
それには、自分が打つ前に決めた「ここに打つ!」というただ一つの使命だけに集中する必要があります。
風の方向は? 左足上がりなのか左足下がりなのか? ボールは埋まっていないか? 大きめのクラブで軽めにいくのか? フックを打つのか、それともスライス系か?
打つ前にさまざまな状況を整理してクラブ選択を行い、打つべき方向と球筋を決めます。
それが決まったらターゲットを視界にクローズアップして、決めたことをやりきることだけを考えます。
これだけでもバンカーや池など、ネガティブイメージを連想させる景色が視界から縮小されていきます。
構えたら打つこと以外のあらゆる思考は排除する
打つべきターゲットがクローズアップされ、池やバンカーなどのネガティブイメージが縮小されたら、ボールに構えます。
ここまで来たら、あとはいつものスイングをするだけです。テンポよくいつものスイングをすること以外、あらゆる思考は排除するように努めます。
参考までに、私は打つ前にボールの後方に立ち、ターゲットにクラブをかざしながら「グリーン右端からフック」などと心で三回唱えてから構えるようにしています。
これだけでかなり目的意識が強くなり、スイングをやりきることにだけ集中しやすくなります。
人間の動きのすべては脳の指令によるもの。その脳にやりたいことのイメージを言い聞かせることにより、その通りに動きやすくしているのです。
ゴルフはメンタルが非常に大きく影響するスポーツです。
そんなメンタルを上手くコントロールして、実力を発揮できるようにしましょう!