ゴルフスイング
レッスンプロ・クラフトマン 河野
アマチュアによくある「右を向いていますよ」の解決方法
こんにちは。
レッスンプロ・クラフトマンの河野です。
今回は、多くの方が指摘される「右を向いていますよ」について、チェックの仕方と、打つ前に目標を向く方法を述べさせていただきます。
かかとにシャフトをあてがう。
最近のラウンドレッスンでのことです。
120ヤードほどのショートホール(パー3)でした。
y様がアドレスした時点で右を向いているのがわかりましたので、y様が打った直後に、「そのまま動かないでください」と言いました。
打球は、グリーンの右に外れてしまいました。
私は、y様の足のかかとにシャフトをあてがいました。
私があてがったシャフトの方向に、ボールはあります。
私「y様は向いた方向に真っすぐ打ったんですよ」
y様「えー本当だ!」(私があてがったシャフトを見て)
このようにシャフトをかかとに当てると、体の向いている方向がわかります(つま先ではいけません)。
方向のチェック方法。
打つ前にチェックする方法ですが、「両膝にシャフトをあてがうと向いている方向がわかりますよ」とお教えすると、次のショットからその方法を実行されました。
y様「向いている方向が正しければ安心して振っていけます」
私「目標に向かってアドレスができたら一人前と言われるくらいですから、案外難しいのです」
y様「自分ではわかりづらいので難しいですね」
私「それに、目標に正しく向けているのに、ショットを失敗した場合原因の究明もいくつかに絞れますので、次のショットに役立ちます」
y様「例えば?」
私「フェースが開いて右に飛ぶ、頭が動いた、などです。しかし原因が複数の場合、原因を究明するのは難しいです」
目標を遠くに設定する。
それから、y様から目標の設定の方法の質問がありました。
y様「私は、ティーショットの場合、1メートルほど先にスパッとを見つけそれに合わせて打ちます」
私「それともうひとつの方法として、できるだけ遠くに目標を設定する方法もあります。例えば遠くに見える大きな木の先端とかです」
1メートル先のスパットですと、フェース向きがわずかに狂っていた場合100メトール先では数メートルの違いになってしまいますので、フェース向きに対して神経質になってしまい、スイングに不安感が生まれてしまいます。
その点、目標を遠くに設定する利点としては、フェース向きも「まあこんなもんかな」で済み、気持ちも大らかになり、スイングに集中できます。
その両方を活用して、正しいアドレスができるようにしてください。
私のラウンドレッスンの一場面でした。
レッスンプロ・クラフトマンの河野でした。