ゴルフスイング
もーりー
“マン振り”よりも“8割スイング”のほうが飛距離が出ますよ!!
皆さんこんにちは。
「フルショットで飛ばしたい!」と思った時に、あなたはどのくらいの力でスイングしますか?
えっ、目いっぱい100%の力で思いっ切り打つ?
その目いっぱい100%のスイングがあなたの本来の飛距離をロスさせているかもしれませんよ。
飛距離はヘッドスピードとミート率のかけ算
「ボールを左右に曲げたくないので、飛距離は出なくてもいいからと7~8割の力でスイングしたら、逆にいつもよりめっちゃ飛んだ!」
こういう経験をしたことありませんか?
飛距離に一番影響を及ぼすのはなんといってもヘッドスピード。
そのヘッドスピードは100%の力で“マン振り”すれば最速になります。
ただ飛距離を出すためには、もう1つ重要な要素があります。
それはミート率、つまりはクラブフェースの芯でボールをヒットさせることです。
つまり飛距離はヘッドスピードとミート率のかけ算なのです。
ですから、いくら100%の力でヘッドスピードを最大にしても、ミート率が悪かったら、その分飛距離をロスします。
反対に80%くらいの力で打つほうがミート率が良くなるので、結果として最大飛距離となることが多いのです。
100%の力でスイングすることがフルショットではない!
『フルショット』であったり、『最後まで振り切る』と言われたら、100%の力で目いっぱいスイングすることだと思っていませんか。
私はフルショットというのは『最大飛距離が出せるスイング』のことだと考えるべきだと思います。
100%の最大のヘッドスピードで最大のミート率が引き出せるのなら、それが一番ですが、アマチュアの場合は80%くらいの力感でスイングした時のほうがミート率が最大になり、最大飛距離が出せるという人がほとんどではないでしょうか。
ちなみに(手前味噌で申し訳ないですが)、私のヘッドスピードは45~46メートル/秒(m/s)ですが、人に聞かれた場合は「42~43m/sくらいです」と答えます。
どうしてかというと、80%くらいの力感でスイングした42~43m/sくらいのヘッドスピードの時のほうがミート率も良く、最大飛距離を得ることができるからです(目いっぱいの45~46m/sだとミート率が悪くて左右に曲げて飛距離をロスしますし、OBも頻発します)。
8割のスイングだからといってヘッドスピードも8割にはならない
ところでマン振りでヘッドスピードが45m/sの人が8割スイングをしたら、ヘッドスピードが2割落ちて36m/sにならないのか……はい、なりません!
例えばドライバーはシャフトが長く、遠心力が生まれやすい構造なので、軽く振っただけでヘッドスピードが出るようになっています。
ウェッジを使えば、シャフトは短く重量もあるので、ヘッドスピードは出にくいです(だから最大14本ものクラブを持ち運びながらプレーをするわけです)。
ドライバーだとクラブの特性上、軽く振っただけでヘッドスピードはある程度出ますから、8割くらいのスイングで振ってもヘッドスピードはおそらく5%くらいしか落ちないです。
もし、8割の力感でスイングしたらヘッドスピードも8割になるのが嫌で目いっぱいの力でスイングしている、という方がいらっしゃるようなら、ぜひ8割スイングを試してみてください。
ヘッドスピードもそんなに下がりませんし、むしろミート率が上がって飛距離が伸びるかもしれませんよ!
ということで今回はこのへんで。
それでは、また!