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北海道で味わう洋芝の難しさ!〜上達シリーズ第47回

北海道や高原のリゾートゴルフ場などのフェアウェイで、いつもやっているコースの芝と違うなぁ! と思うことがあると思います。

私達が、通常プレーしているコースのフェアウェイは、高麗芝が一般的です。

本州から来たゴルファーが、北海道のコースで苦労するのは、このフェアウェイやラフのベント芝です。

今回、北海道で2ラウンドして、洋芝の打ち方について考えました! その報告です。

洋芝のフェアウェイはなぜ難しい?

ベント芝の場合は、フェアウェイではボールはやや沈んでいます。

上から見ると正確にはわかりませんが、ベント芝の上で、ボールの下の部分が少しだけ芝の中に沈んでいます。

この状態が、高麗芝のフェアウェイで、芝が立った状態の上にあるボールを打っているのと違うところです。

これが、高麗芝のフェアウェイでは上手く打てるのに、なぜかベント芝ではなかなか上手く打てないなぁ、と嘆く原因です。

ダフってもわらじのようなターフが飛んでいきます!

ゴルフスイングで、ダフることがありますよね。

私が日頃ラウンドしている東京近郊のコースでも、ダフってターフがたくさん取られたディボット跡をフェアウェイで見ることがあります。

でも、その大きさはベント芝のものとは違い、こんなに大きくはないでしょう。

この写真で、ボールの大きさとディボット跡の大きさを見比べてください。

ベント芝のディボット跡の大きさに驚きますよね!

しかも、そのターフがその大きさのまま、飛んでいくこということです。

高麗芝の場合は、これほどのターフの大きさにはならずに、少しの塊はありますが、芝がバラバラに飛んでいくと思います。

少し沈んでいるベント芝のフェアウェイでは、ややトップ気味に打つのが肝!

今まではベント芝での打ち方を真剣に考えていませんでしたが、今回の2日間のラウンドで考えました!

ベント芝のフェアウェイで、少し沈んでいるからと思って上から打ち込もうとすると、完全にダフって巨大なターフを取ることになります。

一方で、高麗芝のようにフェアウェイを滑らすことは難しいですが、少しハーフトップぐらいのつもりでスイングした方が上手くいくということがわかりました。

しかし、本当にトップしてしまうと、やや沈んでいるボールの頭を叩くことになり、球はまったく飛びません!

これがとても、とても微妙な感覚です!

はっきり理解できたことは、打ち込もうとする意識が、様々なミスにつながるということです。

ベント芝のラフは、さらに曲者です!

さらに、厄介なのは写真のようなベント芝のラフです。高麗芝のラフとは明らかに違います!

ボールは見えているので、日頃のラフのように考えると、これがミスになります。

ベント芝が少し寝ているので、ボールは見えていますが、密集しているラフだと判断するべきです。

ベント芝のラフに入ったら、とりあえずアイアンで脱出することが第一です。

長いウッド系クラブでは、クラブが絡まった芝で、様々なミスショットにつながります。

フェアウェイでは正確なボールコンタクトが要求され、ラフでは的確な状況判断が求められる――それが洋芝のコースの難しさだということが分かりました!