ゴルフスイング
レッスンプロ・クラフトマン 河野
きれいなスイングを作る、120ヤード打てるクラブで110ヤード打つ練習
こんにちは。
レッスンプロ・クラフトマンの河野です。
アマチュアで、スイングがきれいな方はなかなかお目に掛かれません。
それでも、きれいなフォームで良いスコアを出したいと皆さん思っていますよね。
それを、両方獲得できる方は、滅多にいません。
頑張って両方を手にするために、私のお勧めする練習をしてみてください。
きれいなスイングを作る
きれいなスイングで良いスコアを出すためには、どのような練習したら良いのかについて考えてみたいと思います。
普通に考えるなら、すべてのクラブを満遍なく練習をするのでしょうが、効率よく練習をするためには何本かのクラブを集中練習したほうが効果的だと思います。
この方法と考え方は、全レベルの方の参考になると思います。
私がお勧めするのは、9番アイアンで120ヤード飛ぶ方なら、110ヤードくらい飛ばす練習です(9番で100ヤード飛ぶなら90ヤードを打つ練習です)。
フルショットではありません。気持ち良く振って110ヤードくらいに飛ばすのです(目的は、フォロースルーを取ることです)。
無理をしたり強く振ってはいけません。
気持ち良く振れるようになったら、少し低めのボールを意識して打ってみます(いつものボール位置よりボール1個分右に置きます)。
高い球にも挑戦してください(高い球は、ボール1個分左に置いてください)。
この練習には、ボールを右に置いたり左に置いたりしてご自分が一番打ちやすいボールの位置を見つけることにもなります。
この練習も、フルショットをしてはいけません。
無理にでも良いですから、写真のように必ず右腕を左耳の下に巻き付ける(肘関節と手首を使い)フォロースルーを取る練習をします。
気持ち良くフォロースルーが取れるように振ります。
フォロースルーを取る練習をする
9番アイアンはロフトがあるので、ボールは前に行くよりも上に向かいます。
ですから、強く打っても気持ち良く打っても、さほど飛距離は変わりません。
飛ばすのが目的ではありません。
気持ち良くフォロースルーを取るスイングをするのが目的です。
腕を途中で止めないで、肘関節と手首を使って右腕を左耳の下に巻き付けるフォロースルーを取るようにします。
フルショットでは取れないフィニッシュも、気持ちよく振ればフィニッシュに行き着きます。
つまり、フルショットの練習をしていては、フィニッシュに行き着くスイングになりにくいのです。
上手くなればなるほど、ラウンド中のフルショットの数は減ります。
私の場合、ラウンドで一度もフルショットをしないことがよくあります(大事な試合など)。
私は曲がらないプレーヤーですが、フルショットを続けたらミスが多くなると思います。
きれいなスイングは一日にして成らず
気持ち良くフィニッシュの取れるスイングが、あなたにとっての最良のスイングです。
そのスイングをシッカリと作り上げて、そのスイングのまま少しずつ速く振るようにします。
その方法があなたにとって、良いスイングを作る練習法だと思います。
振り切れてフィニッシュの取れるスイングはきれいです。
110ヤードを練習していれば100ヤードのパーオン率が高くなります。
120ヤードを狙う時にはグリーン近くにボールを運べるはずです。
つまり9番アイアンでフィニッシュの取れる練習をしていれば、ピッチングウェッジでグリーンに乗る確率が高くなります。
9番アイアンでフィニッシュの取れる練習をしていれば、8番アイアンでグリーンの近くにまでボールを運べます。
そして、フィニッシュの取れるスイングはきれいです。
しかし、一番大切なのは、この練習をやり続けることです。
一度できたから、もういつでもできると思ってしまうと痛い思いをしますよ。
この練習をやり続けて自分の物にすることです。
レッスンプロ・クラフトマンの河野でした。