ゴルフスイング
Nick Jagger
スライサーの皆さん、インターロッキンググリップを一度試してみて!
グリップにもいろいろありますよね。
ストロンググリップ、スクエアグリップ、ウィークグリップなど手の向きの違いによるグリップ。
握り方も主要なもので3種類あります。
大半のゴルファーはオーバーラッピンググリップで握っていることでしょう。
最近では、時松隆光のテンフィンガー、いわゆるベースボールグリップが話題ですよね。
近年では少数派になりましたが、右手の小指と左手の人差し指を絡めるインターロッキングというグリップもあります。
タイガー・ウッズやジャック・ニクラウスもインターロッキング派であることを知っていましたか?
インターロッキンググリップの正しい握り方
インターロッキンググリップなんて知らないという方に、その握り方を説明します。
まず左手から握ります。左手の拳の山が上から見て2個半見えるように握りましょう。
スライスが出る、あるいはドローボールを打ちたいという人は、拳の山が3~3個半見えるくらいにします。
そうすることによってフックグリップになり、スイング中クラブフェースが開きにくくなるのです。
左手の親指は伸ばし(ロングサム)、右手の小指と左手の人差し指を絡ませます。
右手のV字は右耳を指します。
アゴを指すとウィークグリップになり、クラブフェースが開きやすくなってしまいます。
ドローボールを打ちたいのであれば、右肩を指すくらいのグリップでいいでしょう。
グリップはギリギリのところを握らず、グリップエンドから1.5~2センチほど空けて短く持ちます。
グリップエンドのギリギリを持つと左手のグリップがグラついてしまいます。
ちなみにインターロックとは、“組み合わせる”という意味で、左手の人差し指と右手の小指を合わせるということなのです。
インターロッキンググリップのメリット
インターロッキンググリップの利点は、まず両手の一体感が持てるということが一番でしょう。
次に右手主導のスイングがしやすいということです。
3番目は手の小さい人や女性でも握りやすいということです。
タイガー・ウッズは著書「タイガー・ウッズ 私のゴルフ論」の中で「子供の頃からのアイドル、ジャック・ニクラウスの真似をした」と語っています。
また「スイング中両手が離れたりしないので、安心感がある」とも言っています。
基本的には誰にでも適しているグリップ
インターロッキンググリップのデメリットとしては、左手主導で打ちたい人には不向きです。
人によっては、右手が強くなり過ぎてしまうのです。
右手の小指に負荷がかかるので、小指が痛くなることもあります。
しかし、基本的にはどんな人にもOKですが、あえてお勧めするならば、右手(腕)を生かしたい人、オーバーラッピングでスライスが治らないという人は、試してみる価値があるかもしれません。
同様なことはベースボールグリップにも言えます。
自分にしっくりと来るグリップを探しましょう。