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ゴルフスイング

オリオット

イ・ボミのドライバーとショートアイアンのスイングを比較!~トップ編

イボミのスイングビデオを参考に、ドライバーとショートアイアンのスイングはいったいどこがどう違うのか、どこがどう同じなのか、比較してみるシリーズです。

今回は、トップ編です。

【ポイント①】トップの形はほぼ同じ、ショートアイアンはアップライト

トップの形は、ショートアイアンもドライバーもほぼ同じ形になっています。

右ひじの角度は、~80度になっています。

両肘を結んだ線はほぼ水平になっています。

左腕と肩の傾きはほぼ同じになり、その延長線上にグリップがあるイメージになります。

ショートアイアンはドライバーに比べてアップライトになっています。

これは、ショートアイアンのアドレスはドライバーよりハンドダウン気味になっているためでしょう。

【ポイント②】中心軸とリスト角はほぼ同じ、ショートアイアンはトップが浅め

右足を基準にすると、上体の中心軸はショートアイアンもドライバーもほぼ同じです。

トップのリスト角は~100度になっています。

この角度は、理想的なスイングでは~90度ぐらいではないかと思われますが、あまりコックを利かさなくてもこのくらいで十分なのでしょう。

あまりコックを意識せず、肩を十分に捻転することで得られる自然なコック(リスト角)がスイングの安定性に良いのかもしれません。

【アドレスからトップまでのまとめ】

ショートアイアンとドライバーのスイングを、アドレスからトップまで重ね合わせてみました。

これまで比較してきたスイングのまとめになります。

【同じポイント】
(1)アドレスでは、前傾角度とリスト角度はほぼ同じ
(2)アドレスでは、主軸の傾きはほぼ同じ、手は左内もも寄り
(3)テイクバックの形はほぼ同じ、右足を基準にすると上体の中心軸は一致する
(4)テイクバックでは、右足固定、前傾姿勢の角度を維持したまま、両肘はほぼ水平を保つ
(5)クラブが9時のタイミングでは、ショートアイアンとドライバーのグリップがほぼ同じ位置を通過する

【違うポイント】
(1)アドレスでは、ショートアイアンはドライバーよりハンドダウン気味
(2)アドレスでは、スタンス幅とボールの位置が違う
(3)ショートアイアンはドライバーよりアップライト

以上のように、ドライバーとショートアイアンでは似通ったところが多く、テイクバックからトップまでは、右足基準で同じスイング軸になっているようです。

ドライバーは、テイクバックがオーバースイングになりがちですが、右足基準で考えるとショートアイアンのようにコンパクトなバックスイングが良いのかもしれません。

次回は、ダウンスイングの比較をしてみたいと思います。