Gride

gettyimages/800705428
getty

ゴルフスイング

Nick Jagger

右サイドが危険な時は胸を右に向けたまま振ればボールはつかまります!

右サイドがOBゾーンであったり、深い林や池などのハザードがあり、絶対に右へ曲げたくないホールは、どこのゴルフコースにもあります。

こんなホールでは、間違っても右に行かないドロー系のボールを打つのが鉄則です。

基本的なドローボールの打ち方は、クラブフェースを打ち出し方向に向け、体を右に向けて、体に沿ってインサイドアウトの軌道で振ればいいのですが……。

胸の向きを意識してスイングする

getty

ドローボールを打つための絶対条件のひとつが、インサイドアウトの軌道で打つことです。

ボールが右に行くのを嫌がって右肩や右ひざなどの右サイドが前に出ると、カット軌道になって、思いとは逆のスライスボールが出てしまいます。

そんなプレッシャーのかかる場面では、胸の向きを意識するといいでしょう。

できるだけ胸を右に向けたまま振り下ろす

getty

バックスイングで上体を右に回し、トップでは目標の反対を向いていますが、ダウンスイングへの切り返しでは、できるだけ胸を右に向けたままクラブを振り下ろしてきます。

インパクト時に、胸が右足の前を向いているくらいの感覚です。

こうすることで、クラブヘッドが低い位置に下りてインサイドから入ってきます。

インパクト以降は、野球で言う右中間方向に打つように、右足を踏み込んでアウトサイドに振り抜くのです。

クラブフェースを返す意識は不要

getty

実際には、胸とボールは正対するくらいまでは動いてしまいますが、極端なくらい胸を右に残すイメージを持てば、自然にリストも返ります。

それでもまだボールが右に飛びそうな感じがしたら、腰の動きを止める意識を持っても構いません。

また、逆に左に曲がり過ぎてしまいそうに思えたら、クラブフェースを返さない意識を持ってもいいでしょう。

それでも胸を残しておけば、自然にフェースは返ります。

「右サイドが怖い時は胸を右に向けたままで振る」。右に打ってはいけないホールに来た時にぜひこれを思い出してください。