ゴルフスイング
オオカミ
アプローチの基本、『転がし』の極意をマスターする!
シチュエーションの多様さから、アプローチショットに難しさを感じるゴルファーの方は少なくないと思います。
アプローチの基本は『転がし』です。
これさえマスターすれば様々な場面で実践でき、幅広く応用も利きます。
この記事で、転がしのアプローチをぜひ学んでみてください。
転がせるなら何でもOK
転がしのアプローチに使用するクラブは、ロフトが立っていて転がすことに向いているクラブなら何を使っても構いません。
例えば9番アイアンをメインにして、さらにランを出したい時には6番というように、使い分けてもいいですし、ユーティリティも適しています。
グリーンの外からパターで転がしてもいいのです。
「何でもいい!」と言ってしまえるほどに、転がすアプローチは、ボールを上げて寄せていくよりも難しく考えずピンに寄せられることが多いということです。
どのクラブでも、短く握ってパターのような感覚で転がします。
転がして寄せるアプローチの打ち方
転がして寄せるアプローチを打つ場合、スタンスをややオープン気味に構え、ボールは両かかとの真ん中からボール1個分くらい右にくるようにポジションを取り、ハンドファーストに構えます。
体重移動はせず、左足体重を最後まで維持して打つのがポイント。
そうすることで、フェース面(ロフト)が通常よりも立つ形になり、転がしやすくなります。
手首は、左右どちらか距離感を出しやすいほう、 あるいは両方を固定し、ハンドファーストを維持したまま、振り幅を決めて打っていきます。
再現性のあるショットが大切
転がしのアプローチショットでは、ボールの軌道や速さを具体的にイメージしてその通りに転がせることが大切です。
前述したように体重移動をせず、頭を動かさず、腹筋に力を入れて最後までハンドファーストを保ちながら打ちます。
インパクト後も、ヘッドが走ってグリップを追い越すことは絶対にありません。
窮屈な体勢を保ちながらヘッドをしっかりとコントロールするには、体力や筋力を相当に必要とします。
飛ばすショットよりも筋力を使うかもしれません。
どこかでフォームが緩んでしまえば、ボールの転がりが安定せず思ったように転がせません。
一定の姿勢とスピードで、毎回振れるようになることが大切です。
クラブごとの特徴を覚える
距離のコントロールは、選ぶクラブの番手・スイングのスピード・振り幅で行います。
気を付けたいのが、ロフトを立てて振るショットとは言え、それぞれのクラブには固有のロフト角があるということ。
パターのように打ち出しからいきなり転がっていくような弾道にはなりません。
少しキャリーが出た後で転がっていきます。
これを踏まえて、どのクラブを使うとキャリーはどのくらい出て、ランがどのくらい伸びるのかを練習で確認し、感覚として覚えていくようにするといいでしょう。
転がしのアプローチをマスターすれば、一気にスコアアップすることも夢ではありません。
ぜひ、練習してみてください。