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番手間の距離(ビトウィーンクラブ)は、迷わず大きいクラブで打て!

ラウンド中、番手ピッタリの距離が残ることなんてほとんどありませんが、ちょうど中間の距離が残った時、あなたはどうしますか?

8番だとちょっと足りない、7番だとちょっと大きい場面

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8番アイアンのフルショットは150ヤードで、7番アイアンだと160ヤードとします。

残り距離はピンまで155ヤード。つまり、8番だとちょっと届かないけど、7番だとちょっと大きいケースですね。

この時、絶対にやってはいけないのは、打つ瞬間まで悩むことです。

もちろん、番手を決める前まではいろいろと悩むこともあるでしょうし、過去の成功体験や失敗体験を思い出すことも必要です。

しかし、いざその番手で打つことを決めた後は、頭は切り替えてショットするということに集中しましょう。

悩んだところで、結果が悪くなることはあっても、良くなることはありません。

さて、本題で、上記のシチュエーションの場合、クラブ選択はどうしますか?

私なら、即決で7番を選びます。

いつも以上の距離を出そうとしない

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通常、8番アイアンの飛距離が150ヤードの人が、ライや傾斜などの自然に起こる現象以外で、それ以上の距離を自分の力で出そうとするのは問題です。

仮に自分の意思や、やり方ひとつで飛距離を伸ばせるのであれば、いっそのこと普段からそれをやれば良いと思いませんか?

いつもは「わざわざ」飛距離を落としていることになります。

普段やれないこと・やっていないことを、大一番でやろうとするのは危険ですし、虫が良過ぎると思います。

よく、雑誌などで、『ここ一番で飛距離を稼ぐ方法』とか、『ドラコンホールでの必勝法』とかが誌面を賑わせていますが、もしそんなことで本当に飛距離が伸びるのであれば、他のホールでもやらない手はありませんよね。

つまり、ここ一番で距離を伸ばす方法なんて本来は存在しません。

「いつも以上に」距離を出そうとするのは危険です。力みも出ますし、スイングのバランスも崩れます。

距離が数ヤード余計に出るというメリット以上に、左右へのばらつきや、思ってもいないミスを助長するようなデメリットが多くなります。

大きめの番手を持って、どう打つか?

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さて、持つ番手を大きめの7番に決めたとして、これをどう打つかですが、極論を言ってしまえば、『特に何もせずに普通に打つ』ことが正しいと思っています。

技術的に言えば、ちょっとカット目に打つとか、フィニッシュを最後まで振り切らないとか、グリップを短く持つとかいろいろあります。

いずれにせよ、普段からやっていないことを本番でやろうとするのは危険です。

それに、一般のアマチュアの場合、とんでもないトップでもしない限り、ミスの大半はショートのはずです。

仮に大きめの番手を持って、よりによって(?)ナイスショットが出たとしても、ピンの5ヤード奥、つまりは下りの4.5メートルのパットが残るだけです。

ちょっと芝を噛んでしまったとか、当たりが薄かったとか、ミスショットになってもナイスオンどころかベタピンになる可能性がある訳ですから、基本的には大きめのクラブを持っても変な小細工することなく、普通にショットするほうがグリーンオンの確率は上がります。

事前に注意が必要なシチュエーション

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それでも、事前に注意しておくシチュエーションはあります。

例えば、グリーン左の奥にバンカーが配置されている時は注意です。

右打ちの場合、当たりが薄い時は右手前、当たりが強い時は左奥へ行く傾向にあります。

ただでさえ大きい番手を持っている訳ですから、特に左奥にバンカーがある時は、念のため注意が必要です。

あとは、2段グリーンの場合ですね。

2段グリーンでは、ピンが手前でも奥でも、同じ段に乗せる必要があり、その段を外してしまうと難しいパットが残ります。

大きめのクラブで打つ訳ですから、上の段に乗る確率が高まります。

上の段にピンが切られている時、それより奥に打つと、グリーンからこぼれてしまうかもしれないし、奥から返しのアプローチの難度は高くなります。

逆にピンが手前の段に切られている時、それよりも奥、つまりは上の段に付けると、3パット必至の長い下りのパターを残してしまいます。

つまり、次のアプローチ・パターの難易度を考えると、あえてピンどころかグリーンにも届かないクラブ、上記の場合だと例えば9番を持って花道まで打って、15ヤードの距離を残すという選択肢もある訳です。

もう迷わない

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ライや傾斜などのコントロールできない状況を除いて、番手は迷わずに大きなクラブを持てば問題ありません。

ちなみに、左足下がりの場合はロフトが番手以上に立つので、思ったよりも距離は出ますし、逆に左足上がりの場合はロフトが寝てしまうので、必ずと言って良いほどショートします。

こういう情報は事前に頭に入れておくとして、ティーグラウンドやフェアウェイの平らな場所においては、基本的には大きめの番手を持って、普通に打ちましょう。

その番手で普段打っている距離は「最大距離」なので、それ以上に出力を上げようとしないことです。

また、普段から5ヤード距離を落とす打ち方をいろいろと練習場で試しておくことをおススメします。

ぜひ、次回のラウンドから、試してみてください。