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ゴルフスイング

Nick Jagger

距離が短く障害物がなければ、迷わずパターで寄せる

グリーンの外からパターを使って寄せるアプローチを「テキサスウェッジを使う」と言います。

硬いフェアウェイの全英オープンの会場であるリンクスコースでは、このようなアプローチがよく見られます。

PGAツアーでも、風が強い日のラウンドでは、テキサスウェッジを使った寄せを見ることができます。

だけど、一般アマチュアゴルファーの多くは、グリーン周りからのアプローチショットはウェッジでやるもんだと決めつけてはいませんか?

状況によってはパターがベストチョイスなんですよ。

最も成功率が高いクラブはパター

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グリーン周りからのアプローチでは、パターを使って転がしでカップインを狙えないかをまずチェックしましょう。

ウェッジなどを使った「上げて寄せる」アプローチショットの軌道は美しくもあり、ピタリと寄ればそれは気持ちいいものです。

しかし、スコアメイクともなれば話は別です。

わずかなミスが大叩きを招くことも少なくないですよね。

状況に応じた最も成功率の高いショットを選択することが、1打でも少なくホールアウトする最善策なのです。

ウェッジに比べて、ダフリやトップのミスが出にくいパターでの寄せが一番安全であることは確かです。

寄るだけでなく、カップインの確率も高い

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グリーンまで10ヤード以内で、傾斜や芝の影響が少なければ、パターでカップインを狙いましょう。

一見弱気に思われるかもしれませんが、この状況において最善のクラブ選択がパターであり、最もカップインの確率が高いのです。

もしミスヒットしたとしてもケガは最小限に抑えられ、決して大叩きにつながるようなミスになることはありません。

グリーンエッジの芝の抵抗を考慮する

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芝が長い分だけグリーン上よりも勢いが殺されることを計算に入れて、打っていく距離を決めます。

グリーンの芝の抵抗とカラーの芝の抵抗の差を考え、例えばグリーンエッジまで1ヤードで、その間の芝がグリーン面よりも3倍の抵抗を受けそうならば、3~4ヤード大きめに距離を想定します。

後はいつものパッティングと同じです。

パターのスイートスポットでボールの芯をしっかりヒットしていきます。

ただ芝目が逆目の時は抵抗がかなりあり、距離感が出しにくくなります。

そのような状況では、他のクラブでのランニングアプローチも考えましょう。

パターと比べて、どちらが寄る(あわよくば入る)確率が高いかを考えて、クラブチョイスをするのです。

多くの場合、パターを選んだほうが確率が高くなるはずです。