ゴルフスイング
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ゴルフの上達に欠かせない5つのポイントとは?
ゴルフは、必死に走り回ったりスピードが求められるような、見た目に激しいスポーツではないため、センスさえあれば誰でも上達できるものと思われがちです。
たしかに気軽に始められ、歳を重ねても続けられるゴルフですが、でもやっぱり上達するためには、他のスポーツ同様、心技体が求められます。
本気で上達したいなら、するべきことが5つあります。
目次
1.ゴルフ向きのカラダを作る
たかが300~400グラムのクラブを振り回すくらい「慣れれば簡単」と思いたくなります。
ところが、たとえクラブを持っていなかったとしても、自分の身体を思う通りに動かせる人はほとんどいません。
整体を受けるとわかりますが、人間の身体は日頃のクセが災いして、骨格が歪んでいたりするものです。
そのせいで体幹が弱かったり、厳密には真っすぐに立つことすらできなかったりします。
肩が上がらない、重心が安定しない、といった不具合をできる限り治してから臨んだほうが、上達は早まります。
たとえば身体が硬くて上手く回れないという場合は、肩でも腰でもなく、まず首の柔軟性を疑ってみてください。
首と股関節、この2つの柔軟性はとても重要です。
ちなみに上の写真のような静的ストレッチにはデメリットが多いという説が現在では主流です。
身体を正しく整える方法は、よくよく調べて行ったほうがよいです。
2.ゴルフに限らずスポーツは下半身強化から
海外のツアープロを見ると、筋骨隆々な選手も多く、全身鍛えられていることがわかります。
わたしたちアマチュアはそこまでできないにしても、ゴルフで良いスコアを目指そうとするのであれば、やはり多少の努力が必要です。
最も効果的なトレーニングは下半身強化です。
「ゴルフスイングでは大きな筋肉を使え」とはよく言われることですが、人間の身体で最も大きな筋肉は太ももです。
スイングの安定性はもちろん、脚から生まれるパワーを上手にクラブヘッドに伝えていくことこそが、スイングの極意とも言えます。
「小手先」という表現がありますが、スイングにとっては上半身さえも小手先の範囲です。
毎日の通勤では階段を使う、といった小さな積み重ねだけでも、ゴルフ上達にはプラスとなります。
3.自分に"だいたい"合ってるクラブ選び
クラブ選びはとても難しく、正解がありません。どんなプロでも毎年のようにクラブに悩み、替え、また悩み、を繰り返しています。
とはいえ、最も簡単に考えるならば、重さや見た目でおおよそ決めることができてしまいます。
スペックが無数に存在するシャフトでさえも、振り心地がよければそれで十分だったりもします。
道具選びの深みにハマるのもゴルフの楽しみの1つではありますが、繊細に考えれば考えるほど、結局はプロと同じように毎年、あるいは毎ラウンド、クラブに悩み続けることになります。
なぜか。
それは、体力、筋力、体重、柔軟性、あるいは老化も含め、自分の身体が刻々と変化しているからです。
ですので、あまりこだわり過ぎずに、ある程度のクラブフィッティングを行ったら、手に入れたクラブを長く使い、その特性に慣れるほうが、好スコアに結びつきそうです。
特に、パット上手な人は、ずっと同じパターを使い続けていることが多い気がします。
4.座学を怠らないゴルファーは強い
ゴルフ雑誌を手にすると、毎週毎週いろんな人がいろんなことを言っていて、ゴルフに関する知識どうしが矛盾し合うこともあるので、「スイング論はさまざま」と早めに悟ってしまうことは結構大事です。
どれもこれも身に付けようとしたら、スイングが壊れてしまいかねません。
納得がいく、説明がしっくりくるスイング論やレッスン本に絞って読んだほうが良いと思います。
スイング以外にも「ゴルフクラブ」「飛ばしの原理」「コースマネジメント」「メンタル」などについて書物から知識を得ておけばプラスになります。
書物に限らず、YouTubeやDVDなどで、正しいインパクトの様子をスーパースローで眺めておくと、脳内で良いイメージを描きながらスイングできるので、ショットの成功確率が高まるはずです。
5.本番さながらの練習だけが上達につながる
「下手を固める」という言葉があります。なんの工夫もなく、ただただ偶然ナイスショットが出ることを楽しみに何百球と打ち込む練習、これでは上達はしません。
たまにしかナイスショットが出ない、今のままのスイングが染み付いていくだけです。
ミスが出たなら、なぜミスしたのかを考え、改善のために次のショットでは何を意識するのか、1球1球じっくりと、本番のショット以上に真剣に打つこと、それこそが練習です。
作ったカラダ、パワーの伝達、クラブからのフィードバック、学んだことの実験、常にナイスショットを狙う集中力と、再現性を高める練習が、実力を養います。
また、真っすぐ飛ばすことにばかり執着しないで、積極的に曲げる練習も行ってみてください。
曲げ方を知れば、曲げない方法が見えてきます。
ベストスコア更新を目指して頑張りましょう!