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ボールの位置をいつもと少し変えるだけ!~練習場マット活用術【パート2】~

前回に引き続き、練習場のマット活用術をご紹介。

人工芝マットのボールの位置を変えることでコースの感覚を養いましょう。

上手く打つことができなくてもかまいません。

上手く打てることよりも、コースの感覚を経験することが大事です。

マットのいろんな位置にボールを置いて打つ(2)

前回は人工芝マットの先端にボールを置く練習をご紹介しましたが、次はマット後方にボールを置いてみましょう。

置いてみただけでわかりますが、かなり難しい練習になります。

ボールを右端に置くことでボールをクリーンにとらえる練習ができるわけです。

ボールの手前にはマットがありませんからダフると手にかなりの衝撃が走ります。

フルショットで練習するとダフった時にケガをするかもしれません。

あくまでもダフらずにボールをクリーンにとらえる練習ですから、最初はショートアイアンやウェッジのハーフショットから始めたらいいと思います。

ケガをしないように、マットの右端からボール2個分ほど内側の位置にボールを置くくらいで十分です。

これでもかなりの圧迫感やシビアさを感じながら打つことができます。

マットのいろんな位置にボールを置いて打つ(3)

練習場には人工芝のマットと別にともうひとつマットがあります。

スタンスを取る足場用の硬いマットです。

この硬いマットの上からボールを打つのもアリなんです。

このマットの硬さ、コースでいうと芝の薄い締まったライや砂地からのショットの感覚に近いです。

あとはフェアウェイバンカーからクリーンにボールをとらえるショットの練習にも最適かもしれません。

ただ練習場によっては禁止されているかもしれませんので、事前に確認したうえで練習しましょう。

上手く打てることよりもコースの感覚を経験することが大事です

getty

このように練習場のマットのボールの置き方や位置を変えるだけで、コースで使える実戦的な練習ができるようになります。

日頃の練習からクリーンにボールを打つ感覚を身につけていれば、コースでのシビアな状況でも慌てずに対応しやすいでしょう。

マットのいろいろな位置に置いてボールを打つと、おそらく上手く打てないことのほうが多いと思います。

私は上手く打てなくてもいいと思っています。

一番大事なのはつま先下がりのライだと球が上がりづらいとか、どのくらいの曲がり幅があるのかといった内容を練習の中で経験することです。

そうするとコースに出た時に、練習場の経験をもとにショットをすれば、ナイスショットは出なくてもミスの度合はかなり少なくなるんじゃないでしょうか。


打ちっ放し練習場に行った時に、いろいろな人を観察してみてください。

上級者ほど人工芝マットのボール位置にこだわっているはずです。

初心者の皆さんはティーアップしたボールをアイアンで打つことから始めてみるといいと思いますよ。

ぜひ次回の練習で試してみてくださいね。

それでは、また。