ゴルフスイング
飛太郎
突然やってくる「振れない・当たらない病」考えられる原因とは……?
こんにちは! 飛太郎です。
今回は誰にでも訪れるスランプ、それもとても厄介な、「突然、振れなくなる」というものについてです。
練習、ラウンドを問わず襲いくる、その脅威。
「以前はちゃんと振れていたのに、なんだか急に振れなくなった……」とか。
「どう振っても芯に当たってる気がしない!」とか。
その原因、チェックポイントを一つずつ照らし合わせながら、一緒に探っていきましょう!
チェック1.ストレッチ不足や故障個所はありませんか?
これは「振れない・当たらない病」の原因の中で、初歩的な要因でありながら最も多いケースだと思います。
そしてこれらに起因する場合は、ドライバーやロングアイアンなど長い番手になればなるほど、顕著に表面化してしまいます。
上り調子の時はなかなかその重要性に目が行かないものですが、身体の暖気運転はとても大切。
せっかく良かった調子も、無自覚の「冷え」や「ストレッチ不足」で、たちまち不調に転じてしまう事も……。
特にこれからの季節、プレー中に身体が冷えてしまうことも十分考慮に入れてください!
もちろん、故障を抱えている場合はもっと要注意です。
痛む個所をかばって、本来のスイングの動きができていない可能性があります。
そして、人体はそれを「記憶」してしまう賢さを持っていますから、不自然な状態でのスイングは避けるべきなのです。
そう考えると、ケガを押しての練習やラウンドは、あなたのゴルフライフを長い目で見た時、結果的にプラスにはなっていないかもしれません。
できれば、練習もラウンドも万全の状態で臨んでいただきたいもの。
ケガをしていれば「振れない、当たらない」のは当然だと考え、勇気ある休養を取りましょう!
チェック2.何か新しい知識を取り入れませんでしたか?
これはドライバー・アイアンを問わず、襲いかかるケースです。
最近、何か新しい理論や知識を取り入れませんでしたか?
そして、「調子が良かった」頃とは、その知識の習得以前のことではありませんか?
もしそうだとして、「それでも高い授業料を払ったんだし」とか「じゃあ教わった理論が正しくないのか?」とはお考えにならないでください。
どんなプロであっても、新しい試みを取り入れたなら、一瞬のスランプは生じるものだと思います。
コーチングを受けたのであれば、それが正しくない可能性もまずありません。
「変化」の途中において、スランプや混乱は当然のもの。
きっとあなたの身体の中は、従来のスイングと新しい知識との衝突で、少し混乱が生じているのだと思います。
焦らず、そして投げ出さず、じっくりその混乱期を迎え入れてみてください。
頭と身体、その両側面で習得できた時、過去の「調子が良かった」ご自分は、きっと過去ではなく、今と未来にさらなる成長を遂げて姿を現すに違いありません。
チェック3.もしかして……直前の練習では絶好調でしたか?
このケースに起因するものが、一番厄介だと飛太郎は確信しています!
そして他ならぬ「ドライバー」で起き得る「振れない・当たらない病」は、このケースが多いと思います。
それは「前回の練習 or ラウンドが絶好調だった」というケース!
前回の成功イメージが強過ぎて、本来あなたが大切にしているスイングのひな型を忘れてしまっているのかも知れません。
あるいは、「もう自分は完璧だ! プロ並みだ!」と慢心し、基本がおろそかになっているのかも……。
はたまた、「前回よりもさらにナイスショットを打ってやる!」と力が入ってしまい、手打ちになったりスイングが崩れてしまったりしていませんか?
なぜ、前回は成功したのか。
そのおさらいと、さらなる反復練習による自信の構築が特効薬です。
そして、「振れない・当たらない病」にかかったという事実から目をそらさず、しっかりインプットして特効薬を活用してみてください♪
以上、いかがでしたでしょうか?
スランプにかかったあなたは、従来のあなたではありません。
そして、それをきちんと乗り越えた時、あなたの実力アップは約束されているものなんです。
ですから、「振れない・当たらない病」を忌避するのではなく、かかってしまった際には「これでレベルアップできるぞ!」と、前向きにとらえてみてください。
それではまた! 飛太郎でした。