ゴルフスイング
p562p
【 目指せ90切り!】飛距離アップに欠かせない、コック(コッキング)とリリースを覚えよう!
手首をムチのように使うことで、飛距離を伸ばすことができるコック(手首を曲げる)とリリース(手首を伸ばす)。
飛距離が出る人は、たいていこのコックとリリースが上手です。
そこで今回は、コックとリリースについてお話します。
目次
コックとリリースは意識し過ぎないことが大切!
コックとリリースを意識し始めると、たいていの人は、極端にやり過ぎてしまったり、他がおろそかになってスイングがメチャクチャになってしまうことが多いようです。
「覚えよう!」と言いつつ、最初にこんなことを言うのもなんですが、やり過ぎないことが大切!
コックもリリースも、特別に意識せずとも自然とできるというのが理想です。
素振り用の練習器具などを使って連続素振りをすると、自然なコックとリリースが体感できると思います。
コックとリリースの誤解
コックとリリースを誤解されている方の多くは、コックとリリースでフェースの開閉をしようとしてしまう、もしくはしてしまっているパターンです。
コックとリリースは、どちらかというとスイング軌道を作るためのものではなく、スイング軌道上をより速くクラブを動かすために行うものです。
体幹がメインエンジンで、コックとリリースが第2エンジンのような関係です。
テークバックにおけるコック(コッキング)の方法!
良くない手首の使い方のパターンは、フェースを開く方向に使ってしまうこと。
もともとゴルフクラブのフェースは開きやすいので、楽して上げると開いてしまうのです。
テークバックで正しい手首の使い方ができる、とてもいいドリルがあったのでご紹介します(上掲の動画)。
コックを早い段階でするのか、トップポジション近くでするかは、やりやすいほうでいいと思います。
早い段階でやってしまったほうが、軌道は安定しやすいとは思いますが、どちらが正解ということはありません。
トップポジションにおける理想的なコックの形
まず、絶対に避けたいのは、左の手首(右打ちの方)が甲側に折れてしまうこと。
これは、フェースが開いてしまっている人によくある形で、ほとんどの方がスライスします。
逆に、左手首が右手のひら側に折れてしまう人は、逆にフェースが被り過ぎてしまう傾向にあり、ダックフックが出やすくなってしまいます。
もっともニュートラルなのが、手の甲がどちらにも折れずにまっすぐで、左手親指にシャフトが乗っているトップ。
まずはこの形を目指してみてください。
リリースのポイントはやり過ぎないこと!
最後にリリースですが、リリースを意識すると、たいていの方は右手を使ってクラブを速く振ろうとしてしまいます。
そうすることで、ダウンスイングの初動で右手を使ってしまい、早い段階でコックがほどけてしまい(アーリーリリース)、まったく飛びません。
ですから、リリースする意識をするよりも、逆にトップの形を保ったまま、つまりコックをほどかないようにクラブを下ろしてくる意識でちょうどいいのです。
どれだけ早くても、グリップが右のももの高さ(ハーフウェイダウン)まで下りてきてから、もしくはクラブヘッドが右腰の高さまで下りてきたらリリース! くらいがいいと思います。
*
いかがでしたか?
ポイントはやり過ぎないことです。
ぜひ練習してみてください!