ゴルフスイング
PAR RUSH 01
上達するために必要なこととは何かを考える!その5「コースでミスを減らすための練習場での練習!」
一般的に、アマチュアゴルファーは、ネットに囲まれた練習場で練習していますよね。
広さは様々だと思いますが、人工芝のマットから打つ練習が普通です。
練習用マットの弊害はよく言われますが、練習法を考えることで、ミスを減らせる練習になると思います。
練習用マットでもできる、効果的な練習法をお話ししたいと思います。
目次
練習場のマットは、ダフってもナイスショットに!
これは、よく言われることですね!
人工芝のマットは滑るので、少しくらいダフっても、ナイスショットのように打てるということです。
これは、皆さんも経験があると思いますが、これをナイスショットだと思って練習を続けていると、コースではダフリのミスショットにつながります。
少しダフって打った時には、深い鈍い音がすると思います。
でも、これがナイスショットの音に聞こえるのです。
この音が出ている時には要注意ですよ!
マットでは、少し乾いた音で打ちたい!
練習場で周りの人を見ていて、上級者と思われる方のショットの音を聞いていると、少し乾いた音で打っているのがわかります。
プロのトーナメントで、スタート前の練習を見たことがありますか?
私はトーナメント観戦が好きなので、会場に行くと、必ず練習場で1時間くらい見ています。
プロがアイアンで打つ球の音は、決して鈍い音ではありません。
天然芝の上から打ちますが、乾いた音(トップしているんじゃないか? と思うくらいの音)で打っています。
こんな音で良いんだ! と思うことでしょう。
音で、ショットの良し悪しを判断する、これも大事な要素です!
練習場でティーアップするのは、ドライバーだけですか?
練習用マットは、ゴムティーで打てるようになっていますが……。
皆さんは、練習場でティーアップをして練習していますか?
「もちろんやっていますよ! ドライバーはティーアップして打つじゃないですか?」という答えが返って来ると思います!
でも、短いゴムティーで様々なクラブの練習はしていますか?
私が練習場で見ていると、ドライバーはティーアップしていますが、その他のクラブでティーアップをして練習する方は圧倒的に少ないように思います。
練習場でこそ、ティーアップして様々なクラブを練習すべきでしょう!
ショートホールや短いホールなどでは、ドライバー以外のクラブでティーショットを打つことがあると思います。
そのための練習をしているでしょうか?
練習もせずに、コースでいきなり短いティーでティーアップして打ったら、当然ミスも出ると思います。
「大丈夫です」マットで直にボールを置いて打っているのですから、ティーアップしたら問題はありませんよ! という答えでしょうか。
これが間違いの元でしょう。
先ほど話をした通り、マットは少しくらいダフってもナイスショットになります。
ということは、短いティーアップで打ったらミスショットになってしまいます。
ですから、練習場でもティーアップをして、アイアンやユーティリティー、フェアウェイウッドなどのクラブで、芯で打つ練習をする必要があります。
自分がこれから行くコースのパー3の距離を参考に、そのホールで使うと思われるクラブでティーアップして打つ、これが効果的な練習だと思いませんか?
この練習では、ダフってもナイスショットが出る練習マットは関係ないのです!
最後に、女子プロから教わった練習法を教えましょう!
少し高いティーアップで、9番アイアンで打ちます。
この時には、注意してレベル(水平)に打つようにしないと、ダフリ気味にティーを打ったり、頭を叩いてトップしたりします。
やってみるとなかなか難しいものです。
プロからは、ティーアップで数球打ったら、マットから打つ。
また、ティーアップして打ったらマットから打つということを繰り返してください、と教えられました。
これを繰り返すと、徐々にきっちり球をとらえる感覚が身に付いてきます。
今回の提案は……
★練習マットでは「ショットの音」に関心を持ってほしいこと
★ドライバー以外のクラブでティーアップして打つ練習をすること
です! 一度、試してみてください!
次回は違う視点で「上達を目指す!」をお伝えします。