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自分が「教え魔」にならないための3つの心得
「教え魔のオジサンが本当に鬱陶(うっとう)しい」
「知らない人とあんまり話したくない」
などと全国のゴルフ女子からすこぶる不評の「教え魔」。
練習場でもなぜか年配の男性が、初心者っぽい女性に突発レッスンが始まるのをよく見かけます。
良かれと思って教えている教え魔。でもものすごく迷惑に思っている初心者。
自分が教え魔にならないために気をつけておきたいものですね。
もし心当たりがあるようなら3つの心得を思い出してください。
目次
1.そもそも見ず知らずの人にいきなり教え始めるのはNG
「もっと上手になれるように教えてやった」
「下手過ぎて見ていられないから」
こんな自己弁護の声が飛んできそうですが、「教え魔」とは、練習場で何度か見かけた程度の人に対して(ときには初めて見た人に対してまでも!)突然レッスンを始めるのです。
ゴルフ歴が長くて、下手な初心者ゴルファーを見ていられないのはわからないでもありませんが……。
でもいきなり見ず知らずの人からレッスンを受けるとどんな気持ちでしょうか。
正直めんどくさいし、嫌。
これが初心者ゴルファー共通の思いでしょう。
突発レッスンは、会社の部下とか彼女とか家族とか、そういう間柄までにしておきましょう(それでも迷惑な場合もありますけどね)。
2.一言二言の会話を交わしただけで勘違いしちゃダメ
決まった練習場に、決まった曜日、時間帯に行くといつもの顔ぶれがそろっているなんてことありますよね。
そこで
『あ、どうもこんばんは^^』
「おー、おつかれ。がんばってるね!」
こんな会話をよく耳にします。
ほら練習場ってこの程度じゃないですか。
あとはもう自分の課題と向き合って、練習や修正を繰り返していくんです。
でも少し挨拶を交わす程度の間柄でも何を勘違いしたのか、突然教え魔と化す人がいるんですよ。
練習しに来ているのであって、聞きたくもない教えを聞くために来ているわけではありません。
「聞かれた時だけ、聞かれたことに対して」教えてあげる、というのが正解です。
3.ゴルフが下手な相手に偉そうにしたい、そんな気持ちがありませんか?
「教え魔」ってものすごく上から目線の人が多いんですよね。
それじゃダメだ、もっとボールをよく見ろ、ちょっと俺のスイングを見ておけ、トップの位置が低過ぎる、腰を回せ、などなど。
どれもこれも上から目線で命令口調。
しかも初心者はなかなかできないものだからイライラしてさらに高圧的な態度になってしまいます。
どうも教え魔心理として初心者に“どうだ、すごいだろ!”とドヤ顔をしたい傾向が強いように思います。
ゴルフが本当に上手でも、そのような人とは関わりたくないと思うのが人間というもの。
教え魔が突然現れても「ただの面倒くさい人」なんです。
番外編:絶対アウトな教え魔たち~被害者の声~
「いきなり打席の椅子に座ってオジサンが練習を見にきた。知らない人にいろいろ言われても困るし、しゃべりたくもない。最悪!」(23歳女性:アパレル)
知らない人の打席に座り込むのは厳禁ですね……イケメン芸能人ならば話はまた違うのでしょうが(汗)。
「『もっと腰を回せ!』とか『肩をこっちに向けて』とか知らないオジサンに言われたことがあります。鬱陶しいのでスルーしていたんですが、最後は体触ってきたりもう本当に気持ち悪かった」(30歳女性:サービス)
それはスキンシップではありません。ただの痴漢行為ですよ。
「『もっとオンプレーンに振れ、オンプレーン。わかるか?』『は? 何言ってんの? わかりません!』と後ろの彼女の打席で声が聞こえて振り返ると、彼女が教え魔っぽい知らないおっちゃんを睨(にら)んでいました。苦労して説得してゴルフを始めてくれたのに、オッサンのおかげでゴルフをする気がなくなってしまったみたい。彼女はゴルフを辞めてしまって心から恨んでます」(30歳男性:商社)
これはボクの友人の話で、実は現場に立ち会っていました。
ゴルフ人口が1人減った瞬間で残念でなりません……。
被害者たちの声を聞いてみるとやはり女性が多いようなんですよね。
教え魔の皆さん、というか自覚はないと思いますが……レッスンプロや親しい間柄でもないのにゴルフ指導はやめておきましょう。