Gride

gettyimages/855562802
getty

ゴルフスイング

Fagio

右手一本で低く長いインパクトを身に付ける練習を取り入れよう!

ゴルフスイングを覚える上で、腰の動きや腕の動きなど、パート毎に役割りを確認することはとても効果的です。

特に右腕のイメージを持つことが重要と言われるのは、多くのゴルファーが右利きなのでスイングによくも悪くも影響するからです。

右腕の役割を覚えさせる!

初心者ゴルファーに多く見られるアウトサイドイン軌道は、右腕が動き過ぎるのが原因です。

テークバックから切り返して、右肩を前に出すことでアウトサイドイン軌道は始まります。

そこで切り返しで両肩は動かそうとはせずに、腹筋に力を入れるようにすることで先行する下半身の動きを吸収します。

この吸収をタメとも言います。

下半身がリードしてできた上半身とのねじれを、右腕は引く長く伸ばすことでインパクトに誘導します。

頭が残った状態のまま、肘を絞るように振り下ろすといいでしょう。

ダウンブローを意識し過ぎない

ゴルフスイングには、ダウンブローという打ち方があります。

確かにダウンブローはメリットも多いのですが、初心者ゴルファーがいきなり目指すスイングではありません。

なぜならレベルスイングを完全にマスターできれば、中上級者レベルの90すら切ることができるほどですし、自然にダウンブローもできるようになっているはずです。

あえて上からクラブを入射させるのではなく、引く長くインパクトゾーンを保つスイングを先に覚えることは重要です。

つまり右腕は、前に出すでもなく、上から振り下ろすでもなく、コンパクトに低く長く動かしましょう。

クラブの性能をフルに活用するスイング

getty

インパクトゾーンを長く保つスイング軌道は、安定した方向性に貢献します。

練習でも右腕をコンパクトに使うことで、スイングの精度が高くなるのです。

加えて、しっかりとゾーンを長く取っているので、しなったシャフトがインパクトに合わせて走るようになります。

腕で振り回さなくても、インパクトだけに意識を集中させていれば飛距離も伸びてくるので、スイングがみるみる上達します。

落ち着いてゆったりとしたスイングに見えるのに、しっかりと距離も方向も安定するので、右腕の動きをイメージする効果はとても大きいのです。

練習ではあえて右手だけで振ってみるといい

ゴルフスイングを分解してマスターする意味で、右手一本や左手一本で振ってみましょう。

片方ずつ行うことで、何をしなければいけないのか、確認することができます。

片手が難しければ、もう片方を添えるように持ってもいいでしょう。

特に右肩を前に出したりしないで、地面スレスレをクラブヘッドが低く長く滑るようにインパクトに向かうイメージを練習します。

下手投げでボールを投げるようなイメージで、右手を使えるようにしましょう。

弧を描くように腕を使わないことを早く理解できれば、ゴルフがいっそう楽しくなってきます。


片山晋呉プロのツイッターはこちら↓