ゴルフスイング
uchidaruma
パッティングが良くなる?「フォワードプレス」ってなんだろう?
「フォワードプレス」というワードを聞いたことがありますか?
フォワードプレスとは、ショットやパッティングをする際にクラブを打ち出す方向に前傾させる動きのことで、ショットやパットを安定させる効果があります。
ここでは、パッティングにおけるフォワードプレスについてご紹介します。
フォワードプレスとはどんなものか
フォワードプレスとは、テークバックに移行する前に、手や手首をやや前に動かす動作のことを指します。
たったこれだけの動作なのですが、例えばパッティングではこれをすることで、ストロークの安定につながります。
効果として期待できることのひとつに、スムーズなテークバックがしやすくなることが挙げられます。
つまりルーティーンのひとつなんですね。
ゴルフは「静」から「動」へ移行するのが難しいといわれていますが、フォワードプレスをすることで上手く「反動」を使ってテークバックしやすくなるのです。
マスターズ最少年優勝もフォワードプレスを使っている
マスターズを最年少優勝したJ・スピースや、タイガー・ウッズなどの有名選手もフォワードプレスを取り入れています。
フォワードプレスを取り入れることでリズムよく打てていることがわかると思います。
動画の中で解説者は「フォワードプレスはストロークのトリガー(引き金)になっている」と説明しています。
一連の流れとしてスムーズに動かすことができるのです。
特に、パッティングは動作が小さいので、余計な力が加わってしまうとブレにつながってしまい、スロトークが乱れてしまう可能性があります。
「スムーズにテークバックできない」という悩みを持っているという人に、ぜひ取り入れていただきたいのが、フォワードプレスなのです。
動画は、ジョーダン・スピースのフォワードプレスがよくわかるパッティング練習の様子です。
フォワードプレスでパッティングの再現性が高まる
フォワードプレスをすることのもうひとつの利点は、パッティングのインパクト時にロフトを立てて当てやすくなるということです。
一般的なパターには3度程度のロフトがついています。
アドレスの時にフォワードプレスにすると、自然とロフトが少なくなり、転がりの強い球が打てて引っかけのミスが少なくなります。
また、手首を打ち出し方向(右利きプレーヤーの場合は左側)に倒すことで、フォロースルーを打ち出し方向にまっすぐ出しやすくなります。
写真は、フィル・ミケルソンのフォワードプレスです。
フォワードプレスの練習方法
フォワードプレスは、もしかしたら最初は違和感があるかもしれません。
まずは自宅などで練習するときに、ストロークを始める前に手首だけ1センチ程前に動かしてフォワードプレスしてみましょう。
慣れるまで時間がかかるかもしれませんが、自分のやりやすいタイミングや手首の移動量を探ってみてください。
スムーズにフォワードプレスができるようになれば、よりパッティングが上達するかもしれませんよ?