ゴルフスイング
ライドマン
猫背はゴルファーに向いてない?背筋(せすじ)をしっかり伸ばそう!
ゴルフを始めたころはアドレスが非常に窮屈に感じると思います。
なぜなら、「背筋を伸ばす」という、普段あまりしない姿勢を維持しなければならないからです。
しかしながら、これがゴルフの上達には欠かせない正しいアドレスなのです。特に猫背の人はしんどく感じるでしょう。
正しいアドレスを知って正しい姿勢を保っていきましょう。
背筋が猫背になりやすい現代社会!
ゴルフうんぬんの前に、現代社会は残念ながら背筋が猫背になりやすい社会になってしまっています。その原因がパソコン(PC)とスマートフォンでしょう。
昔より席についてPCで仕事をする時間が長くなり、長時間座ったまま仕事をしている人も珍しくありません。
また、スマートフォンをいじる際も猫背姿勢になることが多く、その結果、背筋が曲がって猫背になっている若者が急増しているのです。
ゴルフをする上で、猫背は上達の妨げになってしまいます。まずは日頃から猫背にならないように気を付けていきましょう。
正しいアドレスで猫背を改善しよう!
日常生活で猫背を直していければいいですが、なかなかうまくいきません。そこでゴルフの正しいアドレスを取ることで猫背を改善していきます。
正しいアドレスというと、前傾姿勢を取り、軽く膝を曲げて立ちます。コツは、「骨盤から前傾する」ことを意識することです。
背筋を伸ばしながら前傾するイメージです。このときあごはしっかり引いておきましょう。
腕は力を入れずに下に降ろします。この位置がグリップ位置になります。
言葉にすると簡単ですが、慣れるまでは違和感を感じるかもしれません。
違和感の大きい人ほど、普段の猫背の度合いが大きいといえるでしょう。
猫背のままゴルフをするといろいろと傷める!
背筋がしっかりしていないままゴルフを始めると、いろいろと傷めてしまう恐れがあります。特に多いのが首の負傷です。
先ほど説明したアドレスの正しい姿勢は首に負担がかかります。人間の頭の重さは、個人差はありますが体重の約10パーセントといわれています。
体重50キロの人でしたら、重めのボウリングのボールが首の上に乗っているみたいなものなのです。
その重さを背筋でしっかりと支えられればいいのですが、猫背の人は日頃から首に負担がかかっている上に、スイングでさらに負担がかかり故障することが多くなります。
首だけでなく、肩甲骨の痛みにもつながっていきます。すると今度は背中の痛みに発展していってしまうのです。
猫背は、百害あって一理なしなのです。
猫背を改善するために簡単なストレッチを知ろう!
背筋の改善はゴルフだけに限らず、日頃の生活にも役に立ってきます。そこで簡単なストレッチを紹介しましょう。
ひじを耳までの高さに上げ、手のひらを前に向けます。降参のポーズのような感じです。
その状態からひじを後ろに動かして肩甲骨を寄せていきます。
さらに手のひらを外側に回していくとより肩甲骨が寄っていきます。
ある程度寄ると、一気に力を抜いてダランとします。これを10回ほど繰り返すのです。
これだけで背筋がピシッとするようになり、猫背の改善になります。椅子に座ったままでもできるので日頃から取り入れていきましょう。
背筋というのはゴルフにとって非常に重要な役割を持っています。
それが猫背となっているのであればゴルフをするにあたってマイナスな要素しかありません。
日頃の生活から改善していけるように気を付けていきましょう。