ゴルフスイング
PAR RUSH 01
フラットになり過ぎたスイングをややアップライトに修正!~不調からの脱出vol.4
様々なポイントでスイングを見直し、不調からの脱出を試みて来ました。
それらの内容は、これまでの記事vol.1~vol.3でお伝えして来ました。内容は、「捻転差の意識」、「ゆっくりイスング」、「ヘッドを走らせる」ことなどでした。
これらのポイントは、しっかり課題として意識することで、効果を発揮して納得できるプレーにつながったこともありますが、すべてを一度に身体に覚え込ませることはとても難しく、まさに試行錯誤の連続でした。
なかなか納得のいくラウンドができない中で、今度は思いもかけない事態に直面しました。
これを解決するために、さらなるポイントに取り組むことになりました!
目次
しばらくの間、フラットなスイングに修正していたら、少しずつ狂いが生じて……
身体の回転で捻転差を意識したスイングをしていたら、知らず知らずのうちに、フラットなスインクが極端になっていたようです。
元々、このスイングは回転で打つということが目的でしたので、その回転の中でボールをとらえることができれば良かったのです。
このスインクで、ドライバーなどは安定したショットを続けることができました。
しかし、スイングは少しずつ狂っていくもので、自分で見えるものではないことがこの狂いの原因になっていたと思います。
フラットなスイングでドライバーは安定したが、得意なクラブで思わぬ影響が……
ティーアップをしたドライバーショットは、ほぼ曲がり幅も少なく、安定していましたし、また、ティーアップしたユーティリティやアイアンなどもそれほどのミスもなく、持ち球のドローボールでした。
ところが、フェアウェイやラフからのユーティリティでトップが続き、ボールが上がらないという状態に陥りました。
元々距離が出るほうではない私にとって、4本入っているユーティリティはスコアを作るためには欠かすことができないクラブです。
ミドルホール(パー4)の2打目でグリーンを狙ったり、ロングホール(パー5)の2打目でピンポイントに運ぶという時には、このユーティリティが活躍していました。
ところが、この得意なユーティリティのミスショットが止まらないという状態になるのは、私のゴルフでは死活問題です。まさに、非常事態でした!
一度、少しだけアップライトなスイングを試してみると、ゆったりと振れて力も抜けていた!
ここで、一つの解決策として取り組んだのが、フラットになり過ぎていたのではないかというスイングを、ややアップライトにするというものでした。
フラットなスイングでは、切り返し以降にクラブが寝て入って来る! それがフェアウェイからのショットでは、トップしたり時にはダフったりする原因だと考えました。
もっと、上からクラブが立ってインパクトを迎えるようになれば、上手くボールにコンタクトできて、ロフト通りに球は上がるというのが理屈です。
切り返しから、クラブが寝ないで、立って下りてくるようにするためには、スイングをフラットから、少しアップライトにするようにしてみました。
これを少し試してみると、力が抜けたスイングができれば、良いショットを放つことができました。
極端ではなく、少しだけアップライトにすることで気がついたこととは?
フラットなスイングから、少しではあってもアップライトなスイングにすることは、自分の中では、スイングの違和感は否めません。
しかし、以前はややアップライトなスイングをやっていたので、まったく違うスイングではなく、それなりにスイングはできていたと思います。
しかし、ここで問題が発生しました。
これまで、フラットなスイングではテークバックで真っすぐに引く部分が短く、インサイドに引いていました。
フラットスイングではこれでも良かったのですが、アップライトなスイングでは、しっかりと真っすぐに引く必要がありました。
これによって、自分で考える以上にインパクトで球にコンタクトすることができて、上からクラブが入り、課題のユーティリティでも球は上がりました。
このスイングのポイントは、ヘッドを真っすぐに引くようすること!
フラットなスイングで身体を回転させてショットすることにしていたため、ややインサイドに引くスイングになっていましたが、 ややアップライトのスイングにしたことで、そのポイントはテークバックを真っすぐに引くことになりました。
これが、しばらくフラットでインサイドに引いていたので、なかなか上手くいきませんでしたが、練習していると、徐々にその感覚が戻って来ました。
こうして、ややアップライトに振るスイングのポイントを押さえて、さらに練習を積み重ねて、実戦の場に向かいました。
このスイングを練習して、バックスイングの引き方にも注意して、打ち込みをやり、いざ本番へ!
幸いにも、ややアップライトのスイングにすることで、ユーティリティもボールが上がり、ボールをコンタクトするタイミングも良くなってきました。
さらに、バックスイングで真っすぐに引く(インサイドに入らないようにする)ように注意することで、全体のショットも良くなってきました。しかし、たまにインサイドに引いてしまう悪いクセが出ると、ミスショットにつながることもありました。
さて、このスイングの修正で、約1000球の打ち込みを行いました。
まだまだ、不安はありますが、実戦でどんなプレーができるのか? とても楽しみでした。
この模様は、後ほど“新ラウンド日記”でお伝えします。ご期待ください!