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ゴルフスイング

PAR RUSH 01

パットでスコアを作る極意とは?~「無理をする・しない」が分岐点?

皆さんにも、パットが入る日、入らない日はありますか?

ゴルフのスコアはパット次第、まさに「パットイズマネー」がそのものズバリを表現しています。

パットが入る日は、おもしろいように入り、入らない日はどんなことをしても入らない! そんな経験がたくさんあるのではないでしょうか?

ゴルフの経験が増すほど、またパットの難しさも感じてくると思います。

今回は、そんなゴルフを左右するパットで、スコアを作る極意を考えてみます。

そもそも、パットが入る・入らないはなぜ起きるのか?

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今さら言うまでもありませんが、パットは、タッチ(距離感)と曲がり具合の読みが、「入る・入らない」を決めることになります。

言葉ではこれで片付くのですが、これが簡単にいかないから、その日のパットに悩むことになります。

毎日、または毎週同じコースでプレーしていれば、ある程度タッチや曲がり幅もわかるかもしれませんが、違うゴルフ場でたまにしかやらないゴルフでは、その日のゴルフ場のタッチに合わせることが、まずは難題です。

グリーンの芝は生き物ですから、練習グリーンと本グリーンでも微妙に違います。また、暖かくなってくると、朝と午後でもそのタッチは変わってきます。

さらに、グリーンの状態をどのように維持するかは、グリーンキーパーの判断です。そのために、日によって速かったり少し遅めだったり、そのタッチは微妙に変化します。

この微妙なタッチにより曲がり方も変わるために、ますます難しくなり、「入らない」という状況になります!

グリーンにナイスオン! ピンまでの距離はどのくらいですか? 思い出すことができますか?

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皆さんはラウンドしていて、ショートホール(パー3)の1打目、ミドルホール(パー4)の2打目、ロングホール(パー5)の3打目でグリーンにオンした際の、ピンまでの概ねの距離を覚えていますか?

この、いわゆるパーオンの際の、ピンまでの距離がスコアを作るための極意の一つです。

このパーオンの距離が長いと、3パットの危険性が増します! もちろん、上級者ならパットも上手ですので、3パットをすることは少ないと思います。

しかし、グリーンの形状や乗った場所によっては、3パットの危険があることに変わりがありません。

この距離をできる限り短くすること、これはショット力を上げるしかなく、かなり難しいことです。

このように、遠くても乗れば良いというのは、言い換えれば「無理をする」ことです。

そして、3パットをしてしまったら、何のために無理してパーオンを頑張ったのか? ということになります。

2打目・3打目で、残り距離だけでクラブを選んでいませんか? 「無理をする攻め方」をするとこうなる!

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とにかく、大きなワングリーンのどこでも良いから乗せたい、またはとにかくグリーンの近くに寄せたいと、2打目や3打目で「無理をすること」、それが結果として3パットなどになってしまったら、スコアを作ることはできません。

これが、「無理をする攻め方」です。これを繰り返していると、パットに自信がなくなり、3パットのオンパレードということにもなりかねません。

ここが、「無理をするか、無理をしないか」の分岐点です。

残りの距離だけで、上手くいけば乗るかもしれないが、それはやっと乗ったという状況です。

さらに、少しでも近づけたいと無理をした結果、これまた中途半端な距離が残り、寄せることが難しい状況になり、このパットが大きくショート、またはオーバーする危険性があります!

そうです。グリーンに乗って、ピンに向かって打つファーストパットは、できるだけ短い距離がベストです!

レイアップをして、「無理をしない攻め方」をしたらこうなる!

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ここで考えるのは、ある程度の距離、クラブに自信があれば「無理をしない」で、その距離をブレずに打っていって、乗せるという攻め方です!

言い換えれば、無理をしないことです。

グリーンを狙うショットを自分の得意な距離で打つことができれば、結果として縦距離も合い、多少左右のブレはあっても、ピンから比較的短い距離に乗せることができるかもしれません。

そして、その距離を入れることができれば、パーを拾うこともできるのです!

大きなグリーンの場合には、遠いところに乗せるよりも、レイアップして1パット圏内に乗せるほうが、リズムが良くなるかもしれません。

もちろん、必ずパーパット圏内に寄るわけではありません。しかし、ある程度の距離のパットは、入る可能性があるわけで、これが無理をしない攻め方ということができます。

パットが入る・入らない、ということは、実はその前のショットに連動している!

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パットが入る・入らないということは、ゴルフを数多くやっていれば、必ずあることです。しかし、ロングパットは入る可能性はとても低いでしょうし、残った2パット目を外して、3パットになり、「今日は入らないなぁ」と、嘆いている姿が目に浮かびます。

しかし、良く考えたらそのようなロングパットは、寄せるほうが難しい場合が大半でしょうし、それが何ホールも続くということは、とても難しいことです。

でも、1ピン前後よりも少し遠い距離くらいなら、入ることもあります。

ですから、ショットを打つ際には、この1ピン前後の距離のパットを打てるようにすることです。そのためには、実はその前のショットで、グリーンに乗ってからのパットの距離が始まっているということになります。

どうですか? パットも1打です。これを疎かにしていては、スコアアップは望めません。

ゴルフは流れのゲームですから、寄せワンでパーを拾うというゴルフは、必ず良い流れを作り、スコアを作る極意となるでしょう!