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ゴルフスイング

おっ3

参考にしたい!!飛んで曲がらないプロたちの適切な腕の使い方!

トータルドライビングで上位をキープする、ゲーリー・ウッドランドの非常にコンパクトなトップ!

コンパクトに収まるのは、腕を最小限にしか動かしていないからだと思います。

ウッドランドは、このコンパクトなトップから平均で300ヤード近くもかっ飛ばしながらも、フェアウェイキープ率も75.89%で3位タイにランクイン(1月14日現在)。

まさに『飛んで曲がらない』スイングの持ち主と言っても良いと思います。

今回は、『飛んで曲がらない』プロのスイングを参考に、主に腕の適切な使い方についてアプローチします。

まるでアイアンのコントロールショット!

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ウッドランドの切り返し直後の写真ですが、ここから320ヤード超えのロングドライブを放つとは思えないほど静かな雰囲気です。

まるで、アイアンのコントロールショットのようです。

ここでちょっと寄り道しますね。

みなさん『同心円』という言葉を聞いたことはありますか?

同心円とは、中心を同じくする2つ以上の円のことを言います。

円の中心を背骨とすると、鳩尾(みぞおち)までを半径とする円は小さくても、中心から遠くなればなるほど同心円の半径は大きくなります。

グリップまでを半径とする円は当然大きな円になります。

この『同心円』をスイングに当てはめると、鳩尾よりもグリップのほうが大きく動くことになります。

ということは、グリップの位置は胸の正面から外れていない! ということになります。

さらに細かく観察すると、ウッドランドは、グリップを無理に高く上げようとはしていないようです。

緩やかに伸びた左腕は、両肩を結ぶラインとほぼ平行です。

また、右脇はほどよく締まり、右手首から右肘までの前腕部分は、見事なまでに前傾の角度と同じ傾きになっています。

ミート率を上げたいアマチュアゴルファーには、ウッドランドのようなコンパクトなトップをおススメします。

フェースの開閉は少なめにする!

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PGAツアーで、トータルドライビング33位のライアン・パーマーは、180センチ79キロと、大男が揃うPGAにあっては、決して大柄ではありません。

おまけに43歳と若くもありません(パーマーさん、失礼)。

しかしながら、平均飛距離は293.5ヤードと、300ヤード近い飛距離を誇ります。

動画を見ると、かなりのフックグリップから、フェースを閉じながらバックスイングして、トップでは、左手甲は少し手のひら側に折れています。

この状態のままでダウンスイングからインパクトを迎えます。

フェースの開閉を最小限にすることで、大型ヘッドの特性を活かし、インパクトゾーンでのスクエアな状態をキープしています。

左の肘にはゆとりを持たせて、腕は何もしないような感覚ではないでしょうか?

かなりゆったりとした雰囲気のスイングです。

パーマーのスイングは、下半身の動きから生まれるスイングスピードを正確に伝えるためだけに腕があるかのような動きです。

腕の力はまるで使っていないかのようです。

スイングする度に同じ動きをできるようにするためには、腕の力を抜いて、正確に動かすことが必要であることを教えてくれています。

またまた脱線しますが、箸を使う時には腕や指に力を込めることはありませんよね? それでも、豆や米をつかめるほどに箸の先を正確にコントロールできます。

スイングの時にも、そんな感覚で正確に動きを刻むだけで良いのではないでしょうか?

世界ランク1位のスイング!

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目下、世界最強のプロゴルファー、ブルックス・ケプカ。

丸太のように太くて逞しい腕をしていますが、上腕にも上腕三頭筋にも柔らかさと余裕を感じます。

この写真はインパクト直後ですが、グリップの位置は、見事に上半身の正面にあります。

アドレスから身体だけを45度回転させたかのように見えてしまいます。

両脇の締まりも完璧ですね。平均で324.3ヤード飛ばしていますが、フェアウェイキープ率は64.29%と、前出の二人よりは少し数字は低いです。

ケプカの場合は、ゴルフのスタイルの問題もあるので、これは単純に比較しないほうが良いかもしれません。

この写真はアイアンショットなので、一概にはコメントできないと思いますが、ケプカもパーマーと同様に、フェースの開閉が少ないと思います。

逆の見方をすれば、手をこねるような動作は一切していないということだと思います。

PGA会長!

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164センチと小柄ながら、その鍛え上げた太い腕から『ポパイ』の愛称で親しまれた倉本昌弘PGA会長。

デビューから4戦3勝、その年は年間6勝して賞金ランクの2位と大健闘した倉本プロは、飛ばし屋として知られていました。

『小柄』、『太い腕』、『飛ばし屋』という条件が揃うと、大きな体重移動と、腕力に頼ったスイングを想像してしまう方もいらっしゃるでしょう。

ところが、倉本プロのトップはご覧のようにコンパクトなのです。このコンパクトなトップから、大きなフォローで飛距離を稼ぎます。

64歳になった昨シーズンのシニアツアーの成績は、日本人トップの3位でした。

倉本プロは、アドレスからフィニッシュまでほとんど両肘の間隔が変わりません。

インパクトの直後には両肘がしっかりと伸びて、遠心力を効率よく使っていることが伺われます。

まるで、ハンマー投げの選手がハンマーをリリースした直後のような感じです。

もし、腕力に頼っていたら、倉本プロのような両肩とグリップでできる二等辺三角形はできないと思います。

『飛んで曲がらない』プロのスイングには、アマチュアゴルファーにとってのヒントがいっぱいです。

読者のみなさんもぜひ参考になさってみてください。